「ガーデニングを始めたいけど、何から手をつけたらいいのか分からない」というビギナーの方のために、今回は多肉植物の中でも栽培難易度の低いセダムの育て方を紹介します。
まずはセダムがどんな植物かを紹介します。
セダムは、ベンケイソウ科マンネングサ属に分類される多肉植物で、世界中に広く分布している有名な植物の1つです。
用途は鉢植え、露地植え、グラウンドカバーが挙げられます。
日本では日本原産種と、洋種両方が見られますが、基本的に日本原産種の方が丈夫でよく育つと言われていますので、初めての場合は日本産を選ぶと良いでしょう。
近年ではビルやマンションの屋上緑地化に適しているとして注目を集めており、また、観葉植物としても人気があるので、知らないうちに目にしていることがあるかもしれません。
プクプクとした見た目が可愛らしく、中には花を咲かせるものもあります。
それでは、苗から鉢を使ってセダムを育てる方法をご紹介します。
苗は店頭、通販のどちらでも購入可能です。
容器は底に穴が開いているものであればどのような容器でも大丈夫ですよ。
容器に鉢底ネットを敷いて、軽石を入れてから、水はけのよい土を入れ、苗を植えてください。
根がしっかりと張られて定着するまでの一週間ほどは、水やりをせずに日陰で苗を休ませましょう。
3〜6月と9〜11月の間の生育期には2〜3日に一度、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
夏と冬の間は1週間に一度、軽く霧吹きをかける程度でOKです。
基本的に日陰でも育ちますが、種類や状況に応じて対応し、その植物のベストポジションを知ってあげるとよいですね。
続いてお手入れ方法のご紹介です。
肥料は植え付けの時だけ使用するようにしてください。
1年に1回、3月か9月に剪定を行います。新芽の発育を応援するために、伸びすぎた枝はカットしましょう。
また、根が詰まってきた生育期に植え替えをします。適期は3〜5月、年に1度行ってくだい。
慣れてくると寄せ植えなどもできてとても楽しいですよ。
セダムは簡単に育てることができますが、その可愛らしさからインテリアやプレゼントにも適した植物です。
ぜひセダムを育ててガーデニングの楽しさを味わってみてください。
※トップ画像はPhoto by しーさんさん@GreenSnap