
「折り紙手芸」は円形底、円筒形が基本の形ですが、三角パーツの機能を良く知れば作品の幅を広げる事ができます。今回ご紹介する「犬」は、ピンと横に張った耳、ブチ模様が目にかかっているところなど、愛嬌のある作品です。ぜひチャレンジしてください♪
はじめに|折り紙手芸の基礎
作品を作る前に、まずは折り紙手芸の基礎を理解してから進めましょう!
■折り方
3種類あります。お手元の紙が1対2なのか、1対2弱なのか、1対2強なのか、確かめてから折りましょう。
ここでは、1対2弱の場合(市販の紙、コピー用紙、広告チラシなど)のパーツの折り方が必要になります。折り方の詳細は下記で紹介しているので、参照してください。
【三角パーツの折り方(1対2弱の場合)】はこちらから
■道具とのり付け方法
組んだパーツはボンドを使って固定します。詳しいやり方は下記で紹介しているので、参照してください。
【折り紙手芸の道具とのり付け方法】はこちらから
■パーツのしくみ
別記事で紹介していますので、こちらより該当箇所をご参照ください。
必要な材料
★できあがり寸法:胴幅約10.5cm(耳幅14,5cm) 高さ約16cm
●紙は上質紙
・紙
5cm×9cm ベージュ 254枚
5cm×9cm こげ茶 142枚
5cm×9cm 白 12枚
・動眼
直径12mm 2個(目)
・ボンテン
直径12mm 黒 1個(鼻)
組立図
作り方
*「円形底」の作り方
01 三角パーツの「とんがり部分」にボンドをつけ、2枚のパーツを貼り合わせます。

02 同様にして、6枚を貼り合わせたら洗濯ばさみで止めておきます。

03 6枚の束を4個作ります。

04 束どうしを貼り合わせて、「円形底」ができあがったところ。
*「犬」の作り方
01 24枚で「円形底」を作ります。とんがり部分にボンドをつけて貼り合わせます。
※詳しくは【「円形底」の作り方】を参考にしてください。

02 のりづけしながら1段目のパーツをしっかり奥までかぶせます。組み立て図を見ながらこげ茶を配色していきます。

03 8段目までかぶせたら、内側はなだらかに、外側は「とんがり部分」が飛び出すような感じで丸く形を整えて、のりづけします。ブチが3ケ所できます。

04 逆向きにパーツをかぶせて首を作ります。ボンドをつけ、浅くかぶせて立てるようにします。

05 「逆ざし」で1周かぶせて首を作ったところ。

06 10段目は「表ざし」で1周かぶせます。「とんがり部分」が首に沿うようにしてのりづけします。

07 11段目は「とんがり部分」が飛び出すような感じにかぶせます。ベージュ、白、こげ茶の配色と前中心の位置に注意してください。

08 配色しながら15段目までかぶせたら、丸みを出して形を整え、のりづけします。

09 耳を作ります。1段目と2段目以降はパーツの向きが逆になります。「とんがり部分」を添わせるようにしてのりづけし、2つ作ります。

10 頭のてっぺんのパーツのあいだに耳の1段目のパーツをはさみます。はさむ深さと頭の丸みで耳の角度が決まります。

11 奥まではさみ込んでのりづけします。

12 目と鼻をつけます。目はパーツの「とんがり部分」を少しつぶしてボンドをつけるか、両面テープで貼ります。
できあがり。
本「リサイクルと指先の運動になる 折り紙手芸」の紹介
ご紹介した『折り紙手芸「犬」』のレシピを掲載している本はこちらです。

指先の運動とリサイクルのクラフト。ペンギン、宝船、フクロウ、打ち出の小槌、だるま、パンダ、鶴、青龍、フランス人形など作り方付きで紹介。
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『折り紙手芸「犬」』に興味のある方にぜひおすすめしたい、折り紙に関する本をご紹介します。