
サラダはもちろん、前菜からお肉・お魚などのメインディッシュの脇役としてもよく目にするベビーリーフ。小さなスペースで栽培できる赤ちゃんの葉っぱのため、園芸愛好家からもとても人気のある野菜の1つです。ここではその特徴や育て方のコツを解説します。
ベビーリーフ 基本情報
[キク科]の野菜。ベビーリーフとは、発芽30日前後で収穫できる葉菜、ハーブの若葉の総称です。栽培期間が短く、苗から植えると1か月ほどで収穫できます。
一度収穫時期を迎えると何度でも収穫できるため、気軽に栽培できる品種のひとつとなっています。
食べやすい葉をつくるためにも肥料や水は切らさないようにしましょう。
種まきと収穫に適した時期・栽培のコツ
■スタート:冬~秋 ■発芽適温:20℃前後 ■水やり:毎日
■日当たり:良い場所 ■土:水はけが良い
栽培カレンダー
ベビーリーフの種類
*ミズナ

シャキシャキとした食感が魅力の野菜。また、葉の縁がギザギザしているのが特徴。ベビーリーフの葉の縁もギザギザしている。
*ホウレンソウ

濃い緑と栄養価の高さが特徴。成長したホウレンソウは、茎が硬くえぐみもあるため加熱した方が良いが、ベビーリーフは生のまま食べられる。
*ルッコラ

イタリア料理によく登場するアブラナ科の野菜でサラダなどによく使われる。英語ではロケットと呼ばれる。ピリッとした辛みとゴマの香りが特徴的。
準備するもの

種苗

容器:小

用土
苗は本葉が4~5枚生えているものを準備します。
土は元肥が入っているものを用意しましょう。
よせ植えができる野菜なので複数株同時に栽培したいときは、大きめのプランターを使用しましょう。
種からでも楽に育てられます。
作り方
*step1:植えつけ
01 ポットから根鉢を崩さないように取り出し、根鉢の肩の土を丁寧に落とし、土に根鉢よりひと回り大きい穴を掘る。

02 苗の根元を指ではさみながらそっと穴に苗を入れる。

03 プランターの植え穴に根が隠れるように、周りの土をかぶせ軽く押さえる。
*step2:摘み取り
01 株の株の間が狭いと小ぶりに成長するので、適度に摘み取る。主枝を残すと収穫量が増える。

02 主枝が伸びてきたら、大きくなった外葉からハサミで切り取ると、内葉が成長しやすくなる。この時期の葉はやわらかく、食べやすいので摘んだ後は、サラダの彩りに。
*step3:追肥
01 必須ではないが、摘んだ直後に追肥を行うとその後の成長が早くなる。葉の色が悪い場合は、油かすなど窒素を含んだ肥料を施すと良い。
*step4:収穫
01 放っておけばどんどん成長するため、早め早めの収穫を心がける。葉は成長しすぎるとかたくなるので注意。

02 摘み取り収穫の場合と同じように、大きくなった外葉からハサミで切り取る。

03 水や肥料を切らさなければ、成長速度が速いのもあり、長い間楽しむことができる。
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