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家庭菜園の便利アイテム「ポリバケツの回転式コンポスト」の作り方

  • 2020年12月5日
  • NUKUMORE

野菜や植物の栽培に適した土にするのに欠かせないのが、堆肥です。その堆肥を、家庭で簡単に作るための装置「コンポスト」を、ポリバケツを使って手作りしてみましょう。半日でできあがるので、初めての方も是非チャレンジしてみてくださいね!

bm1521_p36_main_1_1607055350 堆肥作りで大切なのは、生ゴミや野菜クズと発酵促進剤とをよく混ぜること。その作業をしやすくするために回転式にして、底から液肥を取り出せるのがこのコンポストのポイントです。

材料と道具

★必要な作業時間:半日
★予算:10,000円 bm1521_p36_map_2_1607055531 ◆材料
①2×4材 500㎜×4本 150㎜×2本 840㎜×2本
②1/2水道パイプ1m×1本 1/2専用キャップ×2個 1/2ブッシュ×1個
③45リットルポリバケツ×1個
④荷物結束用ゴムバンド1m×1本 bm1521_p36_map_3_1607055569 ◆材料
⑤シンプソン金具一式(ソーホースブラケット)
ネジ30㎜×適宜 コーススレッド65㎜×8本
⑥手すり固定金具(直径25㎜)×4個 ネジ(4×15㎜)×6本 ナット×6個
⑦U字金具(内径25㎜)×2個 ビス25㎜×4個
⑧塩ビ管VP16 300㎜×1本 水栓エルボ×1本 キャップ1本
⑨塩ビ管用接着剤
⑩バスコーク(充てん補修剤)
⑪水性塗料(グラスグリーン)
⑫発酵促進剤

◆道具
糸ノコ/モンキーレンチ/電動ドライバードリル(鉄工キリ5㎜)/
メジャー/マジックペン/カッターナイフ/ドライバー/ビニール手袋/
養生シート(新聞紙)/ハケ/レンチ

手順

■脚部を組み立てます

■ポリバケツを加工します

■バケツに水道パイプを通します

■バケツを脚部にのせます

展開図

bm1521_p36_map_4_1607055716

◆コンポストのしくみ

コンポストとは、そもそもは生ゴミや野菜クズなどを堆肥化(有機質肥料化)したもののことですが、現在では肥料化するための装置そのものを指すことが多いようです。

堆肥は、植物性の素材を堆積して微生物(菌)の働きで自然発酵させ、害虫や病原菌を死滅させて悪臭を除去したもの。堆肥を投入することによって、植物の育成に適した土作りができます。

また、堆肥作りの過程で生まれる液体も、「液肥(液体状肥料)」として、土壌だけでなく植物の葉に散布しても効果があります。 bm1521_p36_map_5_1607055907

作り方

01 脚板に金具を取り付けます
2×4材の片方の脚板(500㎜)に、ネジでシンプソン金具を取り付けます。 bm1521_p36_flow_1_1607055976 02 脚板をハの字に組み立てます
もう片方の脚板をシンプソン金具に取り付け、ハの字になるように組み立てます。 bm1521_p36_flow_2_1607055994 03 金具の上に台板をのせます
シンプソン金具の上に2×4材の台板(150㎜)をのせます。 bm1521_p36_flow_3_1607056008 04 台板を固定します
シンプソン金具の上にのせた台板を、両側から2ヵ所ずつネジで固定します。 bm1521_p36_flow_4_1607056028 05 左右の脚の完成です
左右の脚が完成しました。ネジの打ちもれがないかをしっかりと確認しましょう。 bm1521_p36_flow_5_1607056051 06 横板で左右の脚をつなぎます
2×4材(840㎜)2本を横板にして、左右の脚の下部分をつなぎます。 bm1521_p36_flow_6_1607056067 07 横板はしっかり固定します
横板は、コーススレッド(65㎜)を1ヵ所に2本ずつ打ち込んでしっかり固定します。 bm1521_p36_flow_7_1607056092 08 U字金具を取り付けます
台板の左右中心の位置に、U字金具をビスで取り付けます。 bm1521_p36_flow_8_1607056111 09 脚部が完成です
回転式コンポストをのせるための脚部が完成しました。 bm1521_p36_flow_9_1607056127 10 ポリバケツの位置を確認します
両脚の間にポリバケツを持って立ち、どのくらいの高さに取り付けたらよいかを確認します。 bm1521_p36_flow_10_1607056149 11 穴をあける位置を測ります
ポリバケツの全長を測り、中心より30㎜上に十字印を付けます。反対側も正確に。 bm1521_p36_flow_11_1607056167 12 水道パイプの太さの径を描きます
十字の印の上に、中心を合わせて水道パイプを当て、フチに沿って線を描きます。 bm1521_p36_flow_12_1607056184 13 ドリルで穴をあけます
線の内側に沿ってドリルで穴をあけます。刃は鉄工キリ5㎜を使います。 bm1521_p36_flow_13_1607056202 14 穴を切り抜きます
ドリルであけた穴の外側に沿ってカッターで切り込みを入れ、穴を抜きます。 bm1521_p36_flow_14_1607056219 15 手すり固定金具を当てます
切り抜いた穴の上に、手すり固定金具を当て、穴と金具の中心を合わせます。 bm1521_p36_flow_15_1607056234 16 ネジ穴に印を付け穴あけします
固定金具のネジ穴に印を付け、電動ドライバードリルで穴をあけます。 bm1521_p36_flow_16_1607056275 17 バケツの内側からネジを通します
バケツの内側に固定金具を当て、ネジ穴にネジを通してネジの先を外に出します。 bm1521_p36_flow_17_1607056295 18 ナットをネジに回し入れます
ネジの先を外側の固定金具のネジ穴に通し、レンチでナットを回し入れます。 bm1521_p36_flow_18_1607056312 19 固定金具をしっかり取り付けます
レンチでナットをはさみ、内側からドライバーでネジをしめて金具を固定します。 bm1521_p36_flow_19_1607056331 20 パイプを通す穴の加工が終了
反対の穴にも同じ方法で固定金具を取り付けます。穴の位置がずれると水道パイプが通らないので正確に。 bm1521_p36_flow_20_1607056348 21 バケツの底に印を付けます
バケツの底の平らな箇所に塩ビ管を当て、そのフチをなぞって印を付けます。 bm1521_p36_flow_21_1607056366 22 バケツの底に穴をあけます
13~14と同じ方法でカッターで切り抜きバケツの底に穴をあけます。 bm1521_p36_flow_22_1607056389 bm1521_p36_flow_23_1607056404 23 ブッシュとエルボを取り付けます
ブッシュと水栓エルボで液肥取り出し口を作ります。 bm1521_p36_flow_24_1607056439 24  水栓エルボを固定します
バケツの内側からブッシュを外に通し、そこに水栓エルボを回して固定します。 bm1521_p36_flow_25_1607056451 25 塩ビ管を切ります
300㎜の塩ビ管を、糸ノコを使って150㎜の長さに切ります。 bm1521_p36_flow_26_1607056500 26 塩ビ管に接着剤を塗ります
切った塩ビ管とエルボの内側に、塩ビ管専用の接着剤を塗ります。 bm1521_p36_flow_27_1607056518 27 塩ビ管を水栓エルボに差します
接着剤が乾かないうちに、塩ビ管を水栓エルボにしっかり差し、固定します。 bm1521_p36_flow_28_1607056536 28 キャップをはめます
バケツの底の塩ビ管から液肥(抽出液)を取り出す時以外は、先端にキャップをはめておきます。 bm1521_p36_flow_29_1607056557 29 充てん補修剤をしぼり出します
ビニール手袋をはめて、指先に充てん補修剤(バスコーク)をしぼり出します。 bm1521_p36_flow_30_1607056576 30 充てん補修剤で穴を埋めます
液肥もれを防ぐために、穴の周囲を内側から充てん補修剤で埋めます。 bm1521_p36_flow_31_1607056598 31 水道パイプを通します
脚部のU字金具に水道パイプを差し込んでからバケツの2つの穴に通します。 bm1521_p36_flow_32_1607056626 32 両端の長さを同じにします
水道パイプを、もう片方の脚部のU字金具に通し、両脇の長さを同じにします。 bm1521_p36_flow_33_1607056687 33 両端にキャップをはめます
水道パイプがずれて脚部から抜け落ちないように、両端にキャップをはめます。 bm1521_p36_flow_34_1607056696 34 バケツにゴムバンドを巻きます
回転させたときフタが落ちないように、荷物結束用ゴムバンドを巻きます。 bm1521_p36_flow_35_1607056716 35 脚部に色を塗ります
脚部に好きな色を塗れば、ポリバケツを使った回転式コンポストの完成です。 bm1521_p36_flow_36_1607056734 完成!
※コンポストが風で倒れないように、設置場所に注意しましょう。 bm1521_p36_flow_37_1607056760

手作りコンポストで堆肥を作ってみよう

コンポストといえば土に埋める市販のタイプがよく使われていますが、発泡スチロールや段ボールの箱を使って手作りすることもできます。
ここでは回転式コンポストでの堆肥の作り方を紹介しましょう。
いずれの場合も、家庭の生ゴミや野菜クズと発酵促進材をよく混ぜることが大切なことに変わりありません。 01 生ゴミをコンポストに入れます
生ゴミや野菜クズはできるだけ細かくしてコンポストに入れます。 bm1521_p36_flow_38_1607056826 02 市販の発酵促進材を入れます
発酵を促すために、市販の発酵促進材(発酵菌資材)を入れます。 bm1521_p36_flow_39_1607056844 03 ゴムバンドでフタを押さえます
密封させるために、荷物結束用ゴムバンドを巻いてフタを押さえます。 bm1521_p36_flow_40_1607056858 04 コンポストを回転させます
コンポストを回転させて中身をよく混ぜます。短期間で堆肥の出来上がりです。 bm1521_p36_flow_41_1607056878 液肥もできる!
液肥取り出し口のキャップを外して、ペットボトルなどで液肥を受けます。 bm1521_p36_flow_42_1607056905

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