シニア劇団スターライト、「天守物語」を熱演 8カ月間練習した成果披露

  • 2025年4月21日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 栃木県在住の60~80代が宇都宮で活動しているシニア劇団「スターライト」の第5回公演「天守物語」が4月20日、宇都宮の小劇場「アトリエほんまる」(宇都宮市本丸町)で行われた。(宇都宮経済新聞)

 劇中の場面1

 「天守物語」は泉鏡花が書いた大作で播州姫路白鷺城を舞台にした妖怪と人間の恋物語。昨年8月終わりに脚本、キャストが決まり、2月までは月2回、それ以降は週2回、3月からは第1回公演から劇中の生演奏を担当しているツルタハルさんも加わり、約8カ月間かけて作り上げてきた。途中で練習してきたキャストの1人が抜け、脚本の修正もあったという。

 今年は例年より早く、3月中に予約で満席になった。キャンセル待ちや当日券の有無の問い合わせもあったという。当日は午前・午後2回の公演合わせ、約100人が芝居を観劇した。

 午後の公演を見た宇都宮在住の藤本都さんは「出演者はみんな長いせりふも、よく覚えていて素晴らしかった」と話していた。

 長ぜりふが多い姫路城のあるじ・富姫役の小澤浩美さんは「久しぶりに会う知人が見に来てくれていて驚いた。30年ぶりにカムバックできて、たくさんのお客さまに見てもらえてうれしい。思ったより落ち着いてできた」と振り返る。

 公演終了後、観客は大道具の獅子頭をバックに出演者と写真を撮ったり、芝居の感想を話したりして楽しんだ。

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