高松で「RETANGO」展 伝統工芸プロダクツとビンテージ家具並ぶ

  • 2025年4月30日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 伝統工芸品やアート、ビンテージプロダクトの再構築プロジェクト「RETANGO(リタンゴ)」が現在、マリタイムプラザ高松(高松市サンポート)2階で開かれている。(高松経済新聞)

 「RE」の付く言葉はそれぞれの家具のストーリーに基づいて付けられている

 カーペットやカーテン、ラグ、床材などのインテリア製品を企画・製造・販売する「スミノエインテリアプロダクツ」(大阪市)が主導する同プロジェクト。スチール撮影スタジオをイメージした展示スペースには全国各地の伝統工芸品を使った食器やインテリア、1950年代のビンテージ家具などが並ぶ。ピンクのドアで仕切られた別会場には「REUNION(再会)」「RESPECT(敬愛)」など「RE」の付く10個のキーワードを付けたアンティーク家具を並べる。

 同プロジェクトのディレクターである大貫達正(たっせい)さんは「初めて会場を見た時、『これは全然駄目だ』と思った」と振り返る。「展示スペースは長く使われていないために床が汚れていて、ここでできるだろうかと思った。それでも駅から近いことや大きく窓が開いているなど通常のアトリエやギャラリーと違う雰囲気があり、アイデアで逆転できるとも感じた」と話す。

  「今回空間作りで意識したのはくつろげる空間構成と意外性。自分はファッションデザイナーもしてきたので家具やインテリアなどのライフスタイルは季節に合わせてなじんでいくものと考えている。撮影スタジオを模した家具の展示スペースの隙間から別会場がちらっと垣間見えてそれが来る人の興味を誘う。鮮やかなピンク色のドアをくぐった先には広いスペースに家具10点が置かれており、その向こうには高松駅前の風景が広がっていて来た人の意表を突く。ありそうでない、やりそうでやらないことをやりたかった」と話す。

 開催時間は11時~18時(最終日は16時まで)。5月6日まで。

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