老舗カフェを対象にした「坂出純喫茶スタンプラリー」が現在、坂出市で開かれている。(高松経済新聞)
スタンプカードと山口一郎さんがデザインしたステッカー
坂出にある「CAFE & RESTアリス」「コーヒーラウンジサザンクロス」「珈琲(コーヒー)館薔薇(ばら)屋」「クリッパークラブ」「名物かまど総本店」「自家焙煎(ばいせん)喫茶ホクセイ」「カフェ・ハウス一刻館」の、いずれも創業35年以上のカフェ7店が対象。500円以上の利用でもらえるスタンプを2店分集めることで抽選に参加できる。スタンプ2つを集めた参加者全員に坂出在住の画家・山口一郎さんのイラストステッカーを進呈するほか、抽選で市内の古民家宿「がもう家」の宿泊券(2万6,000円相当)やステッカーの原画、「名物かまど」の菓子と坂出の喫茶店のコーヒー豆のセットなどが当たる。
企画したのは坂出市地域おこし協力隊の杉山裕樹さん。「坂出市の産業観光課からスタンプラリー企画の依頼を受け、内容を考えていく中で昔からあるもので古くから残る坂出の町を楽しめると思い、老舗喫茶店を巡るスタンプラリーを思い付いた」と話す。
「今年は瀬戸芸があり、坂出市にも春会期に瀬戸大橋エリアで現代アートが並ぶ。現代アートと昭和から残る喫茶店のレトロな雰囲気の共演を楽しんでもらいたい。コーヒの風味や店の雰囲気、店主や常連の方々との会話など足を運んで体験できるものもある。スタンプラリーを通じて坂出の関係人口を増やすとともに、来る人の思い出に残る企画になれば」とも。
スタンプラリーのカードは参加店やJR坂出駅構内の坂出市観光案内所で配布する。6月30日まで。