ラグビー日本代表候補「JAPAN XV」　別府でNZ学生チームに快勝

　別府で合宿中の「JAPAN XV（ジャパン・フィフティーン）」が5月20日、別府市営実相寺多目的グラウンド（別府市鶴見）でニュージーランド学生代表（NZU）と対戦し、78-28で快勝した。（大分経済新聞）

　FWの突進などででNZUを圧倒したJAPAN XV

　JAPAN XVは前半6分のエピネリ・ウルイヴァイティのトライで先制すると、その後もFWの突進とパスを絡めた攻撃を展開し、6トライ（6ゴール）を量産。後半に入っても攻め手を緩めず6トライ（3ゴール）を挙げ、NZUを圧倒した。

　試合後のインタビューで、エディー・ジョーンズヘッドコーチは「目的を持ってアタックできたので満足している」「別府の施設やピッチは素晴らしい。毎日成長できる環境が整っている」と話した。中楠一期主将も「温泉に入ってる時もコミュニケーションを図れる。恵まれた環境で楽しんで合宿ができている」と続けた。

　この日は600人が来場。日本代表入りを目指して躍動する選手たちに声援を送った。試合後のバス乗り場までのミックスゾーンでは、子どもたちがひいきの選手からサインをもらったり、一緒に写真に収まったりするなどして交流を楽しんだ。

　「JAPAN XV」は大学生とリーグワン選手で編成されたラグビー日本代表セカンドチーム。5月16日～6月1日の大分合宿には42人が参加している。期間中に3試合を行い、次戦もNZUと大分スポーツ公園クラサスサッカー・ラグビー場Aコートで戦う（14時開始）。第3戦は5月31日（豊後企画フィールド、15時開始）で、ホンコン・チャイナ代表と対戦する。いずれも入場無料。

　「NZU」は現役大学生や地域の大学クラブチームでプレーする選手で編成。5月13日～25日の期間に大分で3試合を行う。初戦（5月16日）は52-45でU20日本代表に敗れている。