おいでやす小田と千原ジュニアが「幸せ」をテーマに対談!人生で何度かあった地獄の時期、それを考えると「今」がめちゃくちゃ幸せ

  • 2025年5月21日
  • Walkerplus

満たされているはずなのに幸せを感じることができない男・おいでやす小田さん。さまざまな芸人に「幸せ」について聞きまくるYouTubeの人気企画が、「幸せってなんですか? おいでやす小田と14人の芸人が本気で考えてみた」のタイトルで待望の書籍化!

本記事はこちらの書籍から一部抜粋・編集してご紹介。今回は千原ジュニアさんの対談から。長年第一線で活躍する彼にとっての「幸せ」とは、果たして?
615ジュニア①


■トップの人が食べるカップラーメンのおいしさは、また違うのかも?
小田:トップに上り詰めたら幸せなんかなっていう疑問と同時に、トップの人たちに同情してしまう部分もあるというか。たとえば、憧れの人に会うってトップにいたら少ないんちゃうかなって思うんですよ。自分よりも上がそもそもいいひんから。後輩芸人の立場やったら「先輩が笑ってくれた!」で幸せになれるけど、上の人たちにはそういう幸せはないのかも、と勝手に思ってしまう。

ジュニア:その逆もあるんじゃない?何十億円持っていて食べるカップラーメンのうまさとか。バイトしてカップラーメンをやっと買えるやつのうまさとはちょっと違うかもよ。

小田:トップなのにあえてカップラーメンっていうことですか?

ジュニア:下から上を見上げるばっかりが幸せなのか。上から下に降りていけるのも幸せかもしらんで。天上人が下界に降りてきて食べる、カップラーメンのうまさみたいな。

小田:あぁ、なるほど。その場しのぎとか空腹を満たすためとかじゃなくて。

ジュニア:そうそう。

小田:トップの人たちって幸せなこともたくさんあると思います。ただ、僕の思い込みかもしれませんけど、トップゆえの悲しみとか寂しさみたいなのもあるんやろなと想像してしまって。そういう悲哀みたいなもんは別にないってことですか?

ジュニア:俺なんかは中途半端やからトップの人たちの本当の気持ちはわからへんよ。でも、俺は楽しくやらせてもらってるけどな。

小田:ほーん。
615ジュニア④


■今のつらさはちょっと肩痛いくらい。こんな幸せなことない!
ジュニア:俺、人生で「地獄」が何回かあって。14歳で引き込もり、21歳で肝臓で死にかけ、27歳でバイク事故。この地獄の時期を考えたら、今はめちゃくちゃ幸せ。

小田:あー!そうか!

ジュニア:今のつらさってちょっと肩痛いぐらいやもん。こんな幸せなことないで。「ちょっと肩痛いだけ」ってどれだけ幸せか。

小田:そういう経験、大きいですね。

ジュニア:ホンマの底を見てるから。14歳で学校も行かれへんでずっと膝抱えてるとか、21歳で2〜3カ月動かれへんとか。だから今は、こんな楽しいことないよ。

小田:そうか……。じゃあ僕、どうしたらいいんやろ?

ジュニア:なんやねん!このおもんないテーマ。
615ジュニア②


小田:やめてください!聞きたいんですよ!一番幸せな芸人は誰なのか。僕が幸せになるためにはどうしたらいいのか。今が幸せなんはわかってるんですよ。

ジュニア:そうやろ。幸せやろ。

小田:わかってるんですけど。もっと実感したいというか。

ジュニア:考えてみい。ゾッとするやろ?「M–1あの時に出てなかったら」とか「あの時にR–1を年齢制限で切られていなかったら」とか。「今日も耐えた!」の毎日やもん。

小田:確かにそうです。

ジュニア:今の俺らが仕事できてるのは、たまたま運みたいなもんやで。


おいでやす小田さんが「幸せ」を感じられる日は訪れるのか?今後の対談もお楽しみに!

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