環境学習交流センターでアフリカゾウ写真展 ZOOMOの「マオ」に焦点当て

  • 2025年4月24日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ)による「アフリカゾウ写真展」が現在、いわて県民情報交流センター「アイーナ」(盛岡駅西通1)5階の環境学習交流センターで開催されている。(盛岡経済新聞)

 同園では、「環境パートナーシップいわて」と「東京大学大気海洋研究所大槌沿岸センター」との3者による連携協定「森と海のわIwate」の活動として、環境学習交流センターにZOOMOブースを設置し、写真などの展示による情報発信と啓発活動に取り組んでいる。

 展示内容にはテーマを設け、4月からは同園でも飼育している雌のアフリカゾウ「マオ」を取り上げている。「マオ」は2006(平成18)年に多摩動物公園(東京都)から来園。現在は日本初の人工授精プロジェクトに取り組み、今年1月には2度目の人工授精を行った。

 今回の展示では、飼育員らが撮影したマオの写真を展示するとともに、マオの来園経緯や全国的な話題にもなった「マオのダイエット」の話、なぜ人工授精プロジェクトに取り組んでいるのか、マオが来園する前に飼育されていたアフリカゾウの話などを紹介。非公開で行った人工授精の施術中の写真も展示している。

 ZOOMOの広報を担当する森敦子さんは「マオの現在までを最初から説明する機会は少ない。マオがどこから盛岡に来て、なぜダイエットや人工授精に取り組んでいるのか、少し難しい話になるが、その経緯と理由を知ってもらいたい」と話す。

 写真や文章だけではなく、手で持つなどしてアフリカゾウの大きさを体感できるハンズオン展示も用意。耳や後ろ脚、足の裏、鼻の実物大パネル、マオの協力の下で採取した足跡、乾燥したふんの実物のほか、アフリカゾウの体高と背比べができる身長計が並ぶ。

 身長計には自分の身長の位置にシールを貼ることもできる。サンプルとして大谷翔平選手の身長193センチのシールが貼ってあるが、アフリカゾウの体高は260センチ。「大谷選手も大きいなと思うが、大谷選手もさすがにゾウのことは見上げるんだな」と森さん。「普段は離れた場所からゾウを見るので、大きさが分かりづらい。実物サイズと自分の手足や身長を比べて、アフリカゾウの大きさを感じてほしい。展示を見たら、今度は本物のマオに会いに来てもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は9時~18時。展示は夏ごろまでの予定。

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