学生と企業が課題解決に向け協働 甲府でプロジェクトのマッチングイベント

  • 2025年4月23日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 山梨県内の企業・団体・自治体と学生が数カ月にわたり取り組む課題解決型プロジェクト「Miraiプロジェクト」への参加者を募るイベントが4月22日、山梨県立図書館(甲府市北口2)イベントスペースで開催された。主催は、山梨県内の企業・団体と大学が連携し、実践的な教育や交流を通じて学びを深めるコミュニティ「未来計画研究社」。(甲府経済新聞)

 10年目を迎える本年度は、39件のプロジェクトが立ち上がり、商品企画や開発、プロモーション、まちづくり、イベント企画など多様なテーマを設定。当日は学生168人が参加。各プロジェクトの担当者が活動内容を説明し、学生は直接質問しながら内容を理解し、関心を持ったプロジェクトへエントリーした。

 同プロジェクトは2018(平成30)年、山梨大学の授業科目「フューチャーサーチ」の一環で開始。県内の大学・短期大学の学生が単位互換制度を利用し、企業・団体と協働して課題解決に取り組む実践型教育プログラム。学生は「社員」としてプロジェクトに参加し、社会人と共に目標達成を目指しながら、社会で役立つ実践力や新たなつながりを築くことを目的とする。プロジェクト期間は6月から1月までで、2月上旬に成果報告を行う。

 同プロジェクト担当教員の杉山歩さんは「本年度は記念すべき10年目。これまでの10年で1000人を超える学生が参加し地域の活性化につながっている。学生にとっても地域を知るいいきっかけになれば」と期待を込める。「山梨初の当プロジェクトをきっかけに取り組みが全国に広がっていけば」とも。

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