学大の書店で写真家・嶋崎征弘さん作品展 思い出の街を歩く

  • 2025年4月30日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 写真家・嶋崎征弘さんによる写真展「2014 SE Taylor St,(サウスイースト・テイラー・ストリート)」が4月29日、東横線・学芸大学駅の書店「BOOK AND SONS(ブック・アンド・サンズ)」(目黒区鷹番2、TEL 03-6451-0845)で始まった。(自由が丘経済新聞)

  嶋崎さんは1980(昭和55)年、長崎県生まれ。写真スタジオ勤務を経て、写真家の西澤崇さんに師事。2014(平成26)年に独立し、米オレゴン州ポートランドを拠点にフリーランスのフォトグラファーとして活動を開始。現在は拠点を東京に移し、雑誌、広告を中心に活動している。

 同展は、初の写真集「2014 SE Taylor St,」の刊行に合わせた内容で、作品約30点を展示する。撮影地は、かつて嶋崎さんが住んでいたオレゴン州ポートランド。撮影は「カメラをぶら下げて記憶と予感を頼りに流れに乗る」手法で、「見慣れた景色から少し距離を置くことで、旅人と住人の間を漂うような気持ちになった」という。

 撮影で再訪を繰り返すうちに「街との関係性が自分だけの距離感となり、ちょうどいい隙間に収まったような感覚」を覚え、「日常にそっと入り込み、変化してしまう前に数枚手短に撮らせてもらった」と振り返る。

 同店担当者は「(嶋崎さんが)ポートランドで街の片隅をたどるように生活しながら撮影した。心地よい多幸感に包まれる写真群を会場で見てもらえたら」と来店を呼びかける。

 開催時間は12時~19時。水曜定休。観覧無料。5月20日まで。

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