「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が現在、福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町)7階企画ギャラリーで開催されている。(博多経済新聞)
会場の様子
「ブラック・ジャック」は、医学博士でもある漫画家・手塚治虫さんの作品で、1973(昭和48)年11月19日号の「週刊少年チャンピオン」に初めて掲載された、全243話から成る医療漫画。同展は2023年に連載50周年を記念し企画したもので、2023年10月から、東京、長野、愛知、京都、長崎、神奈川を巡回し、福岡は7会場目の開催となる。全243話の直筆原稿の一部を展示するほか、1970年代に発行された単行本、関係資料、関係者の映像などを展示する。589点を展示し、過去最大規模の展覧会だという。
会場では4つのコーナーに分けて展示。「第1室 B・Jとキャストたち」では、ブラック・ジャックをはじめ、ピノコやドクター・キリコなど、作品に登場するキャラクターたちを各登場エピソードと併せて紹介、「第2室 B・J誕生秘話」では、手塚治虫さんのベレー帽や医師免許(複製)、医大時代の資料、第1話目の原稿、手塚プロの関係者や出版に携わった編集者の証言映像などを展示する。「第3室 B・J曼荼羅(まんだら)」では、「B・J遍歴」「命vs金」「私が愛した医師」「ピノコがいっぱい」などの主要なテーマごとに、約140話のエピソードの原稿を展示。「第4室 B・J蘇生」では、「医療・技術」「医療・アート」などのテーマのエピソード原稿やエピソードにまつわる原画などを展示する。
グッズコーナーでは、「アートブック」(4,290円)やTシャツ(4,400円)、アクリルキーホルダー(715円)、ステッカー(330円)、「ブラック・ジャック 名台詞(ぜりふ)トイレットペ−パー」(264円)などの展覧会オリジナルグッズを販売する。
開催時間は9時30分~18時(金曜・土曜は20時まで、最終入場は1時間前まで)。水曜休館。入場料は、一般=1,900円、中高生=1,000円、小学生=600円。6月22日まで。