福井の公益財団が「こどもプログラミング奨学金」 ソフトウエア開発を支援

  • 2025年5月18日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 福井市の公益財団法人「IchigoJam財団」(板垣3)が現在、「こどもプログラミング奨学金」の応募を受け付けている。(福井経済新聞)

 プログラミング関連イベントで撮影に応じる福野さん(右)

 プログラミングに関心を寄せる小中学生に経済的支援を行うことで、ソフトウエア開発などに挑戦できる環境づくりをサポートする。返済不要の一時給付型奨学金として1人当たり5万円を受給でき、パソコンや周辺機器の購入などに充てることができる。

 対象は福井県内在住または県内の学校に在籍する小中学生。定員は30人。プログラミングを通じて実現したいことや、奨学金の使い道などを記した受給希望者の作文を規定の応募フォームから提出する。作文の文字数は問わない。

 応募書類を基に同財団理事会が奨学生を選考し、7月18日までにメールで選考結果を通知する。奨学生に奨学金を活用した取り組みについて、12月下旬までにレポートの提出を求める。

 同財団は昨年10月設立。プログラミングの学習機会を提供する事業などを通じて、次世代を担う子どもたちの創造力や問題解決能力、デジタルリテラシーの向上などを支援している。

 福井発祥のワンボードパソコン「IchigoJam」開発者で、同財団代表理事の福野泰介さんは「IchigoJamを使った活動で、子どもたちが笑顔で楽しくプログラミングに集中する姿を見てきた。楽しさと感動をスキルに変えるには継続的にプログラム作りに取り組める環境が必要。奨学金の事業を通じて、プログラミングに挑戦したい子どもたちに『継続のきっかけ』を提供できれば」と話す。

 応募締め切りは6月30日15時。

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