魔法の文学館で企画展「ここ、コリコ」 「魔女の宅急便」の世界を体感

  • 2025年5月21日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 北小岩出身の作家、角野栄子さんの著作や推薦図書を配架する「魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)」(江戸川区南葛西7)が現在、書籍「魔女の宅急便」出版40周年特別イベントとして企画展「ここ、コリコ」を開催している。(江戸川経済新聞)

 新メニュー「キキのパンケーキ」。併設のカフェ「KiKi」より

 物語の舞台である「コリコの町」の日常風景をジオラマで再現する同展。物語の名場面を立体化したミニチュア展示、木製のパズルで来館者が自らの町を作る体験型展示を用意する。

 併せて、作品の挿絵原画を4期に分けてテーマ別に紹介。第1期「キキの『おとどけもの』」は6月30日まで。以降、「もりとうみ」(7月2日~9月1日)、「キキの目で見た『コリコの町』」(9月3日~11月3日)、「コリコのおみせやさん」(11月5日~12月15日)と続く。

 併設のカフェ「Cafe KiKi(カフェ・キキ)」では、イベント連動新メニューとして「キキのパンケーキ」(850円)を販売。ミュージアムショップではプリントハンカチなどの新商品もそろえる。

 同館広報担当者は「ライブラリー内には『おうち型』の本棚を設置し、小窓をのぞくと『魔女の宅急便』のキャラクターたちが登場する装飾展示も楽しめる。本を手に物語の世界をのぞき込んでもらえたら」と話す。

 外国語版コレクションも展示。21の国と地域で出版された「魔女の宅急便」の翻訳書を一堂に集め、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、チェコ語、イタリア語、韓国語などの書籍を期間限定で書棚に並べる。

 「国内外の読者に愛される当作の魅力を、展示とともに体感してほしい」と来館を呼びかける。

 開館時間は9時30~17時30分(最終入館は16時30分)。火曜と年末年始休館(火曜が祝休日の場合は開館し、翌水曜休館)。入館料は、一般(15歳以上)=700円、こども(4歳~中学生)=300円で、江戸川区民割引あり。12月15日まで。

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