「母の日」に徳之島町地域女性連大運動会 9チーム対抗、笑顔絶えず

  • 2025年5月19日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 第51回徳之島町地域女性連大運動会」が「母の日」の5月11日、徳之島町勤労者体育センター(徳之島町亀津)で盛大に開催された。(奄美群島南三島経済新聞)

 最終種目「ワイド節」で輪になって踊る参加者た

 町内8地区対抗チームに来賓1チームを加えた全9チームは、子どもから高校生、そして子育て世代や高齢者で構成され、総勢約300人が参加。会場は終始笑顔と歓声に包まれた。

 同協議会が主催する運動会は毎年、「母の日」に合わせて開催している恒例行事で、昨年、50回の節目を迎えた。選手宣誓では、前回優勝した中区チーム5人が島口で宣誓を行い、その内容を外国語指導助手(ALT)が英語に通訳する演出も見られ、冒頭から笑いを誘った。

 8種目で競った今大会では、ネーミングセンスあふれ創意工夫が見られる競技がめじろ押しだった。三角巾や前掛けを着け、箒(ほうき)でラグビーボールを転がす「お母さんは忙しい」では、日頃の忙しさを遊び心たっぷりに表現しながら右往左往するラグビーボールを追う姿に、参加者から大きな笑いが沸き起こった。「宅配便リレー」では片手に重ねた2つの段ボール箱をバトン代わりにリレーするユニークなアイデアで、段ボールを派手にまき散らしながら再び重ねて慎重に走る姿に会場は大いに沸いた。最終種目は「花の徳之島」と「ワイド節」の全体踊りで、参加者全員が島の伝統文化に触れる時間となった。

 今大会の運営には、徳之島高校バレーボール部やダンス部の生徒たちがボランティアとして試技などを担当し、世代を超えた協力体制が際立った。結果は、チームワークが光った亀徳チームが総合優勝を飾り、2位に神嶺チーム、3位に北区チームが入った。特別賞として「応援頑張ってたで賞」「少ない人数でよく頑張ったで賞」なども設け、和泊町女性連から贈られたユリの花を贈呈するなど、温かい交流の場ともなった。

 女性ならではのパワーを発揮し、家族や地域の絆を深め、笑顔あふれる思い出を作る場として、同運動会はこれからも島の大切な伝統行事として受け継がれていく。

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