マフィン / (C)Satoru/KADOKAWA
管理栄養士、学術博士であり、また3人のお子さんのお父さんでもあるSatoruさん。
提案するスイーツのレシピは、「混ぜる」が基本です。なるべく手順をシンプルにして、すべての重要ポイントを解説。しかも、できあがりがバツグンにおいしいものばかり。
素敵なお菓子を作りたい方はもちろん、お菓子作りは難しそうと敬遠していた方、なかなか思い通りに仕上がらない方も、参考にしたいポイントがたくさん!
SNSで10万人以上が絶賛するお菓子研究家・Satoruさんによる、見た目も味も感動するスイーツレシピをご紹介します。
※本記事はSatoru著の書籍『ほぼ混ぜるだけで【感動】スイーツ』から一部抜粋・編集しました。
朝食にもオススメ / (C)Satoru/KADOKAWA
家にある材料で作れて朝食にもオススメ
マフィン
(オーブンの温度190℃/焼き時間20分)
卵や牛乳など家にあるものですぐに作れて、ふっくら食べ応えのあるマフィンです。牛乳の代わりに豆腐を使うと、あっさりしておかずにも合わせやすくなります。
【材料】
直径6〜7cmのマフィン型6個分
卵……50g(1個)
サラダ油……100g
牛乳……140g(または絹ごし豆腐160g)
A 薄力粉……260g
ベーキングパウダー……5g
グラニュー糖……120g
【下準備】
□ボウルにザルを重ね、Aを量って入れる。
□マフィン型にペーパーカップを敷き、天板に置く。
□オーブンを190℃に予熱する。
【作り方】
【生地を作る】
1. 下準備したものとは別のボウルに卵を入れて泡立て器で混ぜる。サラダ油を少しずつ加え、そのつど泡立て器でよく混ぜて乳化させる。
・乳化とは、油と水分が均一に混ざってもったりした状態にすること。あればハンドミキサーを使うとラク!
2. 牛乳を加え、泡立て器でよく混ぜる。
・牛乳の代わりに豆腐を使う場合は水切りせずに加えて。
3. Aをザルでふるい、2を加え、ゴムベラで粉っぽさがなくなるまで切るように混ぜる。
・ふわふわに仕上げるには、生地を練らずに切るように混ぜること。
【オーブンで焼く】
4. 3をマフィン型に均等に流し入れ、190℃のオーブンで20分焼く。
・型から取り出して冷まそう。
POINT
●卵にサラダ油を加えるときは、一度に入れると分離しやすいので注意。少しずつ加えてよく混ぜ、しっかり乳化させることでふっくらと仕上がります。
●豆腐を使う場合は、かたまりがなくなってなめらかになるまでよく混ぜましょう。
◆おいしく作るためのチェックポイント
1)なるべくきちんと計量する
材料の配合は、何度も試作をしてたどり着いたベストな配合となっているので、おいしく作るにはレシピ通り正確に量ることをオススメします。ただし、どうしてもの場合は端数のgを多少切り捨てたり切り上げても大丈夫です。また、できれば材料は量ってから作り始めましょう。
2)混ぜ方を使い分ける
「混ぜる」と一口に言っても、その方法はさまざま。しかし、この混ぜ方がおいしく作るための重要なポイントになってくるので、3つの混ぜ方を覚えておきましょう。
◎すり混ぜる…バターや卵に砂糖を加える際など、本書で「すり混ぜる」や「混ぜる」と書いてある場合はこの混ぜ方。泡立て器やゴムベラですり込むようにして、砂糖が溶けるまでしっかり混ぜましょう。
◎ぐるぐる混ぜる…メレンゲやホイップクリームを別の材料に加える際など、ひとすくい分だけ入れて泡立て器で円を描くようにする混ぜ方です。このあと残りの材料を加えたときになじみやすくなります。
◎切るように混ぜる…ゴムベラを縦にしてボウルに入れ、底からすくい上げるように、練らないように混ぜる方法。泡立てた卵生地に粉類を加える際など、ふくらんだ気泡をつぶさないためにこの混ぜ方をします。
◆注意事項
●卵(全卵)は、特に指定のないものはMサイズ(50g)を想定しています。Lサイズの場合は卵白1個分の分量が多くなりますが、そのまま使っても大丈夫です。正確に量る必要のあるものは表記しています。
●オーブンの温度、焼き時間は電気オーブンを使用した場合の目安です。機種によって違いがあるため、様子を見ながら加減してください。ガスオーブンの場合は温度を10~20℃低めにし、焼き時間はそのままで様子を見るのがオススメです。
著=Satoru/『ほぼ混ぜるだけで【感動】スイーツ』