豚こまのうまみがしみた「肉豆腐丼」 / レシピ考案/小林まさみ 撮影/難波雄史
時間がないけれど、しっかりご飯を食べたい時は「豚こま」の出番です! 切らずに使えるので、パックからそのまま鍋やフライパンへ。おかずとご飯を一緒に食べられる丼にすると、洗い物が減らせてタイパも◎。豚こまから出るうまみを生かして、豆腐や卵など、味がしみやすい具材と合わせるのがおすすめです♪
今回は料理研究家の小林まさみさんに、10分以内で作れる、その名も「スピー丼」を2つご紹介いただきます。
レシピを教えてくれたのは、料理研究家の小林まさみさん。 / 撮影/難波雄史
▷レシピを教えてくれたのは
小林まさみさん
料理研究家。テレビや雑誌などで、作りやすく、忙しい日にも役立つ料理を多数披露。今回は、ほんのひと手間で格段においしくなるコツとともに、豚こまの新たな魅力を紹介。近著に『小林まさみの料理教室 ていねいな献立づくりがわかる本』(山と溪谷社)など。
Instagram @kobayashimasami.masaru
肉豆腐丼
豚こま&豆腐をオイスターソース入りの煮汁で煮て、短時間でも味しみしみに / レシピ考案/小林まさみ 撮影/難波雄史
「しょうゆにオイスターソースを組み合わせるのが、短時間でも味しみしみにする秘訣。ごま油の香りをきかせて、コク満点に仕上げます」(小林まさみさん)
【材料・2人分】
豚こま切れ肉...120g
もめん豆腐...1丁(約300g)
万能ねぎの斜め薄切り...3本分
温かいご飯...どんぶり2杯分
<A>
・砂糖、酒、しょうゆ...各大さじ1と1/2
・オイスターソース、ごま油...各小さじ2
・水...3/4カップ
【作り方】
1 豆腐は縦4等分に切る。
2 直径24cmのフライパンにAを混ぜ、強めの中火にかける。煮立ったら豚肉を加えて色が変わるまで煮て、アクを取る。
3 肉を端に寄せ、豆腐を並べて中火にし、スプーンで煮汁を回しかけながら約5分煮る。
豚こまのうまみがしみた汁ごとご飯にかけて / レシピ考案/小林まさみ 撮影/難波雄史
4 器にご飯を盛り、肉と豆腐をのせる。煮汁を煮立ててからかけ、万能ねぎをのせる。
(1人分654kcal/塩分2.7g)
豚こまの卵とじ丼
「豚こまの卵とじ丼」 / レシピ考案/小林まさみ 撮影/難波雄史
「だしのきいた、やさしい甘辛味の煮汁で豚こまを煮て、ふんわりと卵でとじます。にらとしいたけで栄養をプラスして」
【材料・2人分】
豚こま切れ肉...120g
卵...2個
しいたけ...3枚(約50g)
にら...1/2束
温かいご飯...どんぶり2杯分
A
・だし汁...1/2カップ
・酒、みりん...各大さじ1と1/2
・砂糖、しょうゆ...各大さじ1
・塩...ふたつまみ
【作り方】
1 しいたけは薄切りにし、にらは4cm長さに切る。卵は白身が残る程度にざっと溶きほぐす。
2 直径24cmのフライパンにAを混ぜ、強めの中火にかける。煮立ったら豚肉を加え、半分ほど色が変わるまで煮る。
3 しいたけを加えて約1分煮てアクを取り、にらを加えてさっと煮る。
4 中火にし、溶き卵を中央から外側に向かって回し入れる。ふたをして約1分、好みの加減に卵に火を通す。器にご飯を盛って汁ごとかける。
(1人分585kcal/塩分2.4g)
「豚こまは、さまざまな部位の豚肉が混ざっているので、いろいろな味わいがあるのも魅力です。ぜひ、毎日の食事づくりに役立ててくださいね」(小林さん)
レシピ考案/小林まさみ 撮影/難波雄史 スタイリング/阿部まゆこ 栄養計算/スタジオ食
編集・文/singt