うちの子は「できる子」なんだ。母の目に光る怪しい虚栄心／君の背中に見た夢は（10）

「小学校受験で試されるのは子どもではありません。家族です」
小学校受験をめぐる家族の光と闇とは？

大手化粧品メーカーで働く新田茜は、ふたりの子を持つワーキングマザー。ある日中学受験の過酷さを知りますが、それと同時に小学校受験に興味を持つように。友人に相談をした結果、試しに…と小学校受験用の教室に通うこととなりますが、お受験の世界は「富裕層」との戦いでした。

仕事と家庭の両立、協力してくれない夫、かさんでいく教育費。「子どもの将来にできる限りの可能性を与えたい」という思いが始まりだったお受験の行き着く先は…？

都市部で過熱し続ける教育熱。過酷なお受験に翻弄される家族のエピソードをお送りします。

※本記事はたちばな豊可（漫画）、外山薫（原作）著の書籍『君の背中に見た夢は』から一部抜粋・編集しました。

著＝たちばな豊可（漫画）、外山薫（原作）／『君の背中に見た夢は』