スマホ首にならないための生活習慣 / 撮影/布川航太
スマホを長時間見ることで、首が前に傾きあごが前に出て巻き肩や猫背になってしまう『スマホ首』。スマホ首になると、首や肩の凝りだけでなく、頭痛や腰痛など体の他の部分にまで不調が現れるそうです。まずは、スマホをみる姿勢や寝方など毎日の生活習慣を見直してみましょう。
整形外科医 竹谷内康修先生
教えてくれたのは▷整形外科医 竹谷内康修先生
竹谷内医院院長。整形外科医とカイロプラクターの資格を持ち、首・肩の痛み、腰痛などに手技治療を取り入れている。著書に『頸椎症の名医が教える竹谷内式 首トレ』(徳間書店)ほか。
スマホ首にならないための生活習慣
■正しい姿勢で座る
いすに深く座ったら、骨盤を立て、背筋を伸ばし、両肩、あごの順で後ろに引くのが正しい姿勢。ふだんはもちろん、首トレもこの姿勢で行なうとより効果的です。 / 撮影/布川航太
あごは軽く引けばOK!
いすに深く座ったら、骨盤を立て、背筋を伸ばし、両肩、あごの順で後ろに引くのが正しい姿勢。ふだんはもちろん、首トレもこの姿勢で行なうとより効果的です。
正しい姿勢に疲れたら、背中を丸めずに背筋を伸ばしたまま、背もたれにもたれて力を抜きます。 / 撮影/布川航太
背中は丸めずリラックス
正しい姿勢に疲れたら、背中を丸めずに背筋を伸ばしたまま、背もたれにもたれて力を抜きます。
■首を冷やさない
首が冷えると血流が悪くなり、筋肉がかたくなります。そこで、夏でも冬でも、首を冷やさないように注意して。寒い日にはネックウォーマーなどの温めアイテムを活用するのもおすすめです。
■同じ姿勢が30分続いたらリセットする
正しい姿勢でも同じ姿勢が30分続いたら、筋肉や骨をリセットするために体を動かしましょう。首トレでも、ただ立ち上がって歩くだけでもいいので、一度姿勢を変えることが重要。
■枕は必ず使って寝る
枕を使わないで寝ると首のCカーブが崩れてしまうので、スマホ首の人は特に女性なら6~8cmを目安に少し高めの枕を。寝たときにその姿勢がキツい場合は、無理をせずに枕を低くしましょう。
■スマホは目の少し下の高さに
スマホをおなかや胸の前で持ち、のぞき込むように見ると、首に負担がかかります。そこで、スマホはできるだけ目の正面から少し下の高さで見ることを心がけて。腕が疲れたら、反対の手でひじを支えるとラクです。
頭が前に出ないように! / 撮影/布川航太
頭が前に出ないように!
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仕事始めは意識して姿勢を正していますが、あっと言う間に首が前にでていることに気がつきました。姿勢を保つ筋力が弱っているんだなぁと実感...。生活習慣と首トレで硬くなってしまった筋肉をほぐして、筋力をつけていきたいです!
撮影/布川航太 ヘア&メイク/斉藤節子 モデル/猪瀬百合 イラスト/フクイサチヨ 編集協力/山本美和
文=徳永陽子