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仕事が途切れない! Webライターが「わらしべ長者」になる方法

  • 2024年4月9日
  • レタスクラブニュース


Webライターは、パソコン1台あればだれもが挑戦しやすい仕事です。場所を選ばず、自由な時間に働けるため、子育て中の方や本業が忙しい会社員の副業としても人気です。とはいえ「多くの案件を依頼してもらう方法がわからない」「なかなか報酬が増えなくて困っている」という方も少なくありません。

BtoB(法人同士の取引)の営業でマネージャー経験をもつ藤原友亮さん(@fujiwawriter)は、副業としてライターを開始して1年後に、長年勤めた会社をやめて独立しました。「営業時代の経験を活かして、自分自身という商品を売り込めたのが大きかった」と当時を振り返ります。

藤原さんが、仕事に困らなくなるために今も実践しているという営業の考え方をまとめてもらいました。だれもが参考にできる、次々と仕事の依頼が舞い込むライターになるための思考パターンと行動をご紹介しましょう。



挑戦あるのみ!どんどん実績を増やそう

私の初めての仕事はクラウドソーシングで応募したものでした。周りにも同様のライターさんが多くいます。最初は仕事の流れもわからないまま無我夢中で記事を書きました。初心者でも挑戦できる案件でしたが、わずかながらも報酬が振り込まれたときは嬉しかったです。

しかしライターとしてステップアップするには、さらに実力をつけて少しずつ難易度の高い仕事にも挑んでいかなくてはなりません。報酬の低い初心者向けの記事は、1~2回経験すれば十分だと思います。

■うまくいったら儲けもの、断られても気にしない
次にやるべきは、どんどん新しい仕事に応募することです。今までよりも文字単価が高い仕事に挑戦するのは気後れするかもしれません。返事がなかったり、落とされたりするのはイヤですよね。でも気にしなくて大丈夫。うまくいったら儲けものです。

野球選手は、練習で素振りをしますが、実戦の試合で多くの打席に立ったほうがより経験を積み重ねられます。練習試合ではなく、公式戦のほうが本番の緊張もプラスされるので、さらに経験値が増えるのは想像がつくでしょう。私たちWebライターの公式戦は、実際に仕事を受けて記事を書くこと。練習よりも実戦のほうがおすすめです。

しかも、実戦ということはお金もいただきながら、スキルアップにもつなげられたら、最短ルートで実力を伸ばせるはずです。さらに実績もたまります。

■複数の発注主と仕事する意味
できれば3社程度から継続的に仕事が依頼される状態を目指しましょう。1社だけで満足するライターさんもいるようですが、これはおすすめしません。

 ●相手都合で発注が中断しても取引先が複数あれば仕事がなくならない
 ●複数の発注主を比較することでそれぞれの長所・短所がわかる

これまで安定的に毎月記事を書いていたのに突然発注がストップするのは珍しくありません。発注主がほかにもいれば、ただちに仕事がなくなることは回避できます。

さまざまな発注主とお付き合いすることで、相性や条件の良し悪しがわかるようになるはず。1つの発注主を過信して「これがすべて」だと錯覚しないほうがよいでしょう。

■「仕事が取れ過ぎたら」と心配しないで
初心者ライターさんが、新しい仕事への応募をためらう理由として「一度に多くの仕事を引き受けても大丈夫か不安」という声をよく聞きます。本業が忙しい、子どもがまだ小さく手がかかるなど、さまざまな不安要因があるのはわかります。

しかし、私は初心者のうちに仕事が取れ過ぎた人の話を聞いたことがありません。そう、最初はほとんどの応募で落ちるのです。もし予想以上の案件に受かっても、契約前に辞退することだってできます。心配し過ぎて手をゆるめるのは、もったいないですよ。





わらしべ長者になれるライターは強い!

「次々に応募するのは苦手だけど、ライティングは好きだからがんばれる」という人は、記事の質で勝負しましょう。発注主の期待を上回れば、その後の仕事の依頼も来ます。

最初は「報酬が物足りない」と思いながらも全力を尽くして「期待以上の内容だった」と言ってもらえればOKです。同じ発注主から、より報酬と難易度の高い仕事を依頼されるのは難しいことではありません。

ライター数名が集められて同じ案件の記事を分担するとき、その中で「1位」になることを意識していました。発注主は、優秀と評価したライターの中から、次の仕事をオファーする人を選ぶのは当然のことです。

私は、この作戦を「わらしべ長者」戦略と呼んでいます。わらを元手に、だんだんとよいものに交換して、最後には巨万の富を手に入れる考え方です。実績が少ないうちは、まず信頼を得ること。それができれば、さらなる信頼を引き寄せ、好条件の案件が導かれるかもしれません。どこにチャンスが眠っているかはわからないので、幅広く積極的に案件を受注しましょう。初回の仕事の成果でその後の運命はかわります。



まとめ

■実績を増やすことが大事
・「うまくいったら儲けもの」精神で積極的に応募する
・複数の発注主とつながっていたほうがよい
・「仕事が取れ過ぎたら心配」は不要な考え

■わらしべ長者を目指そう
・相手の期待を越えれば次の依頼も来やすい
・同じチームのライターを上回る意識も大事
・信頼が積み重なれば、よいことがある

■著者プロフィール
藤原友亮
2021年にWebライターを副業で開始して、翌年サラリーマンを辞めて独立を果たす。取材が得意で経営者などのインタビューを年間100記事以上手がける。2023年、株式会社トリコナッジを設立。読者のこころを「トリコ」にするコンテンツで、人々の背中を押す「ナッジ」を社名に掲げている。







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