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お清めは左手から?右手から? 覚えておきたい初詣の参拝マナー【年末年始のマナー】

  • 2023年12月31日
  • レタスクラブニュース


年末年始には、古くから伝わる風習がたくさんあります。でもその意味や正しい作法は、意外と知らないもの。いざというときに迷わないよう、年末年始のしきたりやマナーを「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に教えてもらいました。

今回は、初詣について。鳥居をくぐり、手水舎で心身を清めるまでのマナーをお届けします。

初詣は神様へのご挨拶。通り道を横切らないように



神社は神聖な場所であり、鳥居は聖域を区切るものです。
鳥居をくぐる時には立ち止まって、軽く一礼をしましょう。
参道の中央は正中(せいちゅう)と言って、神様の通り道とされています。お参りの際は左右どちらかの端に寄って歩き、拝殿へ向かいます。

「手水舎の場所があらかじめわかっていれば、参道を横切らずに済むよう手水舎がある側を歩くようにします。横切らなければいけない時は、心の中で神様に「失礼します」と申し上げながら、軽く一礼して通りましょう」(岩下先生)

ご挨拶の前に手水舎で心身を清めましょう



手水舎はただ手を洗う場所ではなく、自分の身を清める場所です。
正しい作法を知って心身のけがれを祓いましょう。

<手水舎の作法>
・右手で柄杓を取り、たっぷり水をくみ上げる
・左手に水をかけて清める
・柄杓を左手に持ち替えて、右手を清める
・柄杓を右手に持ち替えて左手で水を受けて、口をすすぐ
・再度、左手を清める
・柄杓を縦にして、持ち手まで水を流して清める

濡れた手を洋服などで拭いたらお清めした意味がなくなってしまうので、きれいなハンカチや手ぬぐいで拭くようにしましょう。
※感染症予防の観点から手水の利用が制限されている場合があります。

初詣に行ったはいいものの「これどうやるんだっけ?」とまごつかないように、しっかりおさらいしておきましょう。



教えてくれたのは
岩下宣子先生
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『日本人なら知っておきたいしきたり大全』(講談社)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)など著書多数。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)。

文=さいとうあずみ


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