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知っておくと安心! おいしいお米&ご飯の保存法

  • 2023年10月21日
  • レタスクラブニュース


毎日食べるお米、どんな場所で保存していますか? 実は、どんなにいい品種のお米でも、扱い方次第で簡単に劣化してしまうんです。
今回は、お米のおいしさをキープするために見逃せない保存法を、お米のスペシャリスト「ごはん同盟」さんにご紹介いただきました。

▶︎教えてくれたのは
ごはん同盟さん
調理担当のしらいのりこさんと、企画担当のシライジュンイチさんの夫婦二人による炊飯系フードユニット。雑誌や書籍、テレビを中心にレシピを発表するほか、炊飯教室などを精力的に開催し、ご飯のおいしさを広めるために日々活動中。



精米後のお米は生鮮食品と同じ!

あなたの家では、お米の保存、どうしていますか? お米は乾物の仲間と考えがちですが、精米後のお米は鮮度が大事。生鮮食品と同じと考えて保存する必要があります。

お米が苦手とするのは次の3つ
[STRONG]1 酸素
2 高温
3 湿気[/STRONG]

精米したお米は、糊粉層(こふんそう)と呼ばれる糠の薄い膜に覆われていますが、この糊粉層が酸素に触れると分解がはじまり、酸化してしまいます。さらに、高温の環境にあると、酸化が活発になるので、高温もNG。湿気はカビの原因になりますが、一方で、乾燥しすぎると米が割れ、ふっくらと炊けなくなってしまいます。

つまり、お米はかなりデリケート。せっかくいい品種のお米を買っても、たちまちおいしさは奪われてしまうのです。 

お米は「冷蔵庫」で保存しましょう



お米が苦手な環境を排除して、上手に保存できる場所は、ずばり、冷蔵庫!
ただし、スーパーなどで売っているビニールの米袋のままではダメ。ビニールの米袋は、酸素や湿気を通してしまう上に、においもうつります。
正解は密閉できる容器か保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておくこと。お米が大量にあって冷蔵庫でには入りきらないという人は、直近で食べる分だけ、冷蔵庫に入れ、残りは密閉して湿気の少ない、温度の低い場所におきましょう。
このとき、一番やってはいけないのが、シンク下に置いておくこと。シンクは水を使う場所な上に、お湯を使った場合、高温になりがちです。思い当たる人は、今すぐ移動を!

保存に気を配っても、精米から時間が経つにつれ、やはり劣化は避けられないもの。つい大きな袋で買ってしまいがちですが、2週間以内に食べきれる量をこまめに買うのがおすすめです。

余ったご飯は温かいうちに容器に移して冷凍保存



ご飯はさめると水分がとんでポソポソになってしまいます。また、炊飯器で保温状態にしておくのも長くて6時間くらいまで。これ以上になると、ご飯がかたくなる上に風味がとんでしまいます。余ったご飯の保存法でおすすめなのが、冷凍保存。「温かいうちに」「湯気ごと」がポイントです。専用の保存容器に入れたり、ラップで包んで、粗熱がとれたら冷凍室へ。1 カ月くらい保存可能です。 さらに、おいしさを保つためには、できるだけ急速に冷凍し、すばやく解凍するのが理想。少量(ご飯茶碗 1 杯分くらい)ずつ保存するのがおすすめです。


食事の要になるおいしいご飯。正しい保存法を心がけて、おいしく食べきるようにしましょう。

監修・調理/ごはん同盟 撮影/川上朋子 スタイリング/阿部まゆこ

文/田久晶子

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