夏本番! キンキンに冷えたビールや酎ハイが、いっそうおいしい季節になりました♪
家でお酒を楽しむならば、思う存分好きなものを食べたい!
とはいえ、できるだけヘルシーなものにしなきゃとは思っているんです......。
そしてお財布にもやさしく、できるだけ簡単に作れて、おいしければ最高です!
そんな、わがままリクエストを、お酒好きの心がわかる人気料理研究家・上島亜紀さんにぶつけてみたところ、なんともうれしいレシピを教えてくれました。
▶︎教えてくれたのは
上島亜紀さん
料理研究家。食育アドバイザーやジュニア・アスリートフードマイスターの資格を持つ。神奈川県の自宅にて料理教室「Cooking Studio A's Table」を主宰。親しみやすさのなかに、キラリとセンスが光る、おしゃれな家庭料理のレシピが人気。
「罪悪感のないおつまみを作るなら、野菜を主役にするのがおすすめ。特に、お買い得なもやしは、下ごしらえもいらないから、いいことずくめです。
今日は、夏のお祭り気分で、お好み焼き風にするのはいかがですか?
キャベツは刻む必要があるけれど、もやしで作れば包丁いらず。お安いのもうれしいですよね。生地を作るとカロリーが上がっちゃうので、小麦粉と片栗粉を大さじ1/2ずつだけ使ってつなぎにします。
ボウルで混ぜると面倒なので、ポリ袋を使えば後片づけががラクチン。少ない粉でも、全体にしっかりとからんで一石二鳥なんです」(上島さん)
もやしと豚バラのお好み焼き風
【材料・2人分】 1人分369kcal/塩分0.8g
・もやし ...1袋(約250g)
・豚バラ薄切り肉 ...150g
・万能ねぎ ...5本
・青のり ...適量
・削りがつお ...小1袋(約2g)
・小麦粉 片栗粉
・中濃ソース
・マヨネーズ
【作り方】
1 ポリ袋にもやしを入れ、万能ねぎをキッチンばさみで5㎝長さに切って入れる。小麦粉、片栗粉各大さじ1/2、削りがつおを加え、袋の口を閉じて振り、もやし全体に粉をまぶす。
2 直径約20㎝のフライパンに豚肉を並べ、1を広げ入れる。ふたをして強めの中火にかけ、約3分、豚肉がこんがりするまで焼く。上下を返して円形に整え、ふたをせずに4~5分焼く。中濃ソース適量をぬり広げてマヨネーズ適量をかけ、好みで削りがつおと、青のりをふる。
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包丁いらずの、もやしでもう一品。お次は、スパークリングワインを合わせたくなる、こじゃれた一皿です。
「ガレットをじゃがいもではなく、もやしで作る新発想! じゃがいもをせん切りするのは大変だけど、もやしなら、切る手間なしでそのまま使えて労力ほぼゼロ。
外はこんがり、中はやさしい口当たり。チーズとの相性も抜群ですよ」
もやしとチーズのこんがりガレット風
作り方
ポリ袋にベーコンをキッチンばさみで細切りにして入れ、片栗粉、オリーブ油、塩、粗びき黒こしょう、もやし、ピザ用チーズを加えます。ポリ袋をよーく振って、全体が均一になるまで混ぜて。小さめのフライパンで上下をこんがりと焼いたら完成です。上からフライ返しなどで軽く押さえながら焼くのが、こんがり仕上げるポイント。
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どちらも、おつまみにはもちろん、子どもにも受けること間違いなし!
下ごしらえがいらないもやしは、夏の救世主。お安いだけではないもやしの新しい魅力を、ご堪能ください。
レシピ考案/上島亜紀 撮影/難波雄史 スタイリング/阿部まゆこ 栄養計算/スタジオ食 編集協力/singt
文=singt