キムチといえば辛くて赤いものを想像しますが、程よい酸味でさっぱりと食べられるのが水キムチ。サラダ感覚で味わえるので、辛いものが苦手な人にも、もちろんおすすめ！漬け汁には乳酸菌がたっぷり入っているから、栄養満点で、腸活にも最適なのです。
うまみと栄養が詰まった漬け汁が楽しめるのも水キムチならでは。冷麺のスープも、実は水キムチの汁を使っています。汁ごと味わうアレンジをご紹介します。
【編集部より】ヨーグルトで超お手軽♪なのに、味は本格派です！
美人の料理家さんたちがよく作って食べているので気になっていた、人気の韓国レシピ！水キムチは米のとぎ汁で乳酸発酵させるレシピが多いのですが、それだと発酵具合がわかりにくく、手間がかかる、というハードルがありました。そこで今回は、発酵食品であるヨーグルトを使った超お手軽＆味は本格派なレシピを考案いただきました！一度レシピ通り作ってみたら、２回目からはお好みでヨーグルトの分量を増やしてみても◎。
まず、「かぶとカリフラワーの水キムチ」で基本の水キムチの作り方をおさらいしましょう。
かぶとカリフラワーの水キムチ
しっとりかぶとコリコリのカリフラワーの食感の違いがポイント！
ベースは水と塩と、程よいりんごの甘み。材料も作り方も至ってシンプル！
漬けた翌日から日ごとに味がまろやかに変化するのも発酵食品ならではの魅力。野菜だけ、りんごと一緒に、汁ごと、などいろいろな食べ方が楽しめます。
[ 材料（作りやすい分量・でき上がりは漬け汁含め約950g） ]
＊全量で147kcal／塩分9.4g
●基本の水キムチの漬け汁
プレーンヨーグルト... 大さじ２
しょうが ...１かけ〈薄切りにする〉
にんにく ...1片〈縦半分に切って芯を除き、潰す〉
りんご ...1/2個〈皮つきのまま、縦3等分に切って横5mm幅に切る〉
塩 酢
●野菜
かぶ（葉つき）...2個（約200ｇ）
〈葉と切り分けて5mm厚さのいちょう切りにし、葉は3cm長さに切る〉
カリフラワー ...1/3個（約100ｇ）〈小房に分け、縦1cm幅に切る〉
塩
冷蔵室で約１週間保存可能（食べ頃は3日目辺り）
[ 作り方 ]
1．漬け汁を煮る
鍋に水2と1/2カップ、塩小さじ１、しょうが、にんにくを入れて中火で熱し、軽く煮立ったら火を止めてさます。
2．野菜に塩をふる
ボウルに野菜を入れ、塩小さじ１と1/2（ 野菜の重量の3%）をまんべんなくふる。約15分おいたらざるにあけて水けをきり、残った水分を軽く拭く。
3．漬け汁にヨーグルトを加える
1の漬け汁がさめたら、酢大さじ１、ヨーグルトを加えて混ぜる。
4．野菜を漬ける
保存容器に2の野菜、りんごを入れ、漬け汁をかける。ふたをして冷蔵室に半日おく。
《スープに》
豚肉とわかめのスープ
豚肉を加えてうまみ満点のスープに！
[ 材料（２人分） ]＊1人分186kcal／塩分2.6g
豚こま切れ肉 ...100ｇ
乾燥わかめ ...20ｇ
おろしにんにく ...小さじ1/2強
水キムチの漬け汁 ...１と1/2カップ
塩 こしょう ごま油 しょうゆ
[ 作り方 ]
1．わかめは流水でさっと洗い、水に約10分つけてもどす。水けをきり、一口大に切る。豚肉は塩、こしょう各少々をふる。
2．鍋にごま油小さじ２を弱火で熱し、にんにくを炒める。香りが立ってきたら、中火にして豚肉を加え、約１分30秒炒める。水1/2カップ、水キムチの漬け汁、わかめを加え、煮立ったら弱めの中火にしてふたをし、約10分煮る。しょうゆ小さじ1/2で調味する。
《ランチに》
白菜とささ身の冷麺風そうめん
[ 材料（２人分） ]＊1人分361kcal／塩分3.2g
とりささ身 2本（約100ｇ）
ゆで卵 ...1個
そうめん ...3束（約150ｇ）
水キムチ（*）
∟具（白菜、にんじん、りんご）... 80ｇ
∟水キムチの漬け汁 ...１と1/2カップ
塩 こしょう 酒 しょうゆ 酢
*水キムチは好みのものを使う。ここでは、白菜とにんじんの水キムチを使用。
[ 作り方 ]
1．ささ身は筋を取り、直径20cmの耐熱皿に並べて塩、こしょう各少々をふり、酒大さじ１をふりかける。ふんわりとラップをかけて電子レンジで約２分加熱し、さめたらほぐす。ゆで卵は半分に切る。
2. 大きめのボウルに、水キムチの漬け汁、水3/4カップ、しょうゆ大さじ1/2、酢小さじ１を入れて混ぜ、スープを作る。鍋にたっぷりの湯を沸かしてそうめんを袋の表示どおりにゆで、冷水にとって洗い、水けをきる。器に盛ってスープをかけ、ささ身、水キムチの具、ゆで卵をのせる。
＊ ＊ ＊
さっぱりとした味わいで、サラダのように、浅漬けのように、箸休めとしておすすめの水キムチ。冷蔵室で約1週間保存できるので、作り置きのサラダ感覚で気軽に始めてみませんか。多めに作ってそのまま楽しんだり、別の料理にアレンジしたりと活用できます！
調理：堤人美 撮影：木村拓 編集部コメント取材／松田支信
