ドタバタでへとへとな毎日。体感的に2割くらいの家事労力を減らせたら、気持ちに少し余裕が生まれますよね。ということで、インスタグラムで2.5万人のフォロワーをもつ「整理収納アドバイザー」兼「ビジュアルコンサルタント」の能登屋英里さんに『家事を上手に手放す片づけの工夫』を教えてもらいました!
調理道具はスタメンだけをセレクトして特等席を作る
使ったあとに毎回引き出しにしまったり、たくさん詰め込んだキッチンツールスタンドから探して取り出したり……。実は、調理道具の出し入れが料理時間の短縮を妨げる要因のひとつなのです。
■能登屋さん流・調理道具収納の工夫
「私は、調理道具の出し入れを減らしたくて、よく使う道具に1つずつ特等席を作りました。そうすることで迷わず瞬時に目的のものを手に取ることができるように。
洗ったあとに若干水けが残っていても、つるして自然乾燥できるので拭き上げ時間の短縮にもつながります。」
■うちにはつるす場所がない……というときは?
「つるすための専用のバーが設置されていなくても大丈夫。そんなときはレンジフードに100円ショップなどの強力マグネットフックをつければ、簡単に『つるす収納』が完成します。
肝心なのはよく使う道具だけをつるす、ということ。たまに使うものはまとめて別の場所に収納するようにしましょう。
使う頻度によって収納する場所を分けることで、すっきり使いやすいキッチンが完成します。見栄えもきれいで気持ちも上がりますよ」
「手に取りやすくするため、1つのフックに1つの調理道具をつるすのがポイント。コンロまわりで使う道具はコンロの近くにつるしてみてください。一歩も動かずに手に取れるので、時間に追われがちな料理も快適にはかどります!」
あなたも『つるす収納』で、キッチンをイライラしない仕様に変身させてみませんか。
能登屋英里
ビジュアルコンサルタント、整理収納アドバイザー。築50年52平米のマンションで、無駄なく心地よい暮らしを提案。夫、小学生の娘との3人暮らし。
<Instagram>@ eiriyyy_interior
文=田中理恵 / 撮影=木村文平