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七草は全部そろえないとダメ? 令和の正月はおかゆで胃腸をいたわろう!

  • 2023年1月5日
  • レタスクラブニュース


のんびり過ごした三が日が過ぎると、急に忙しくなるご家庭は多いもの。でも、松の内が明ける1月7日を過ぎてからも、するべき正月行事は待ち構えています。ならば、どこまでちゃんと風習を守るべき? 最低限やったほうがいいことって何だろう? と疑問を持っている人は、きっと多いはず。そこで、令和の時代に合った、無理がなくて心も満たされる、年始の風習新常識を教わりました!

*  *  *

▶︎教えてくれたのは
岩下宣子さん
「現代礼法研究所」主宰。30歳からマナーの勉強を始めたことで、相手を思う余裕が生まれ、かえって自由な気持ちになったそう。その経験を生かし、企業や学校などでの研修、講演でマナーの楽しさを伝えている。

今の暮らしに合わせて、自分で年末年始のルールづくりを!

「お正月は先祖=年神様を家に迎えて、ことしも家族が平和に暮らせますようにと願う日でした」と岩下さん。「鏡餅は豊作を象徴する米で餅を作った、年神様への供物。餅を食べることで神様の力を取り込むなど、一つ一つに込められた意味があります。その意味を理解して、感謝の気持ちを忘れなければ、風習やルールは各家庭でアレンジしていいのです。忙しさや状況に合わせて、無理せず楽しむことが一番。家族で楽しい年末年始の思い出をつくってください」

【編集部より】年中行事は、無理せず生活にメリハリをつけて楽しめればOK!
お正月をはじめ、昔から行われてきた年中行事は、必ずしもやらなければいけないものではありません。面倒くさい、負担になってしまうと感じるのではあれば、やらなくてもOKくらいの心構えでいいのです。とはいえ、コロナ禍で感じた人も多いと思いますが、行事やイベントなどの区切りがないと生活にメリハリが出ないのも事実。正月は、今年も頑張ろうと気合を入れるのに最適!最低限必要なことだけ押さえて、楽しむという気持ちを大切に行いたいですね。

令和版・七草がゆのオキテ



何のためにするの?
七草の若菜は雪の間から顔を出す生命力の強い植物。松の内が明ける1月7日にこの生命力を取り込み、新しい一年も病気になりませんようにと願って食べます。

令和はこれでもOK!
七草が揃わなくてもOK。おかゆで胃を休めて
伝統的な行事ですが、実際に年末年始のごちそうで疲れた胃腸を休め、青菜でビタミンを補給する役割もあります。七草を用意できない場合は、ほうれん草やレタスなど、家にある野菜でもOK。なければ白がゆでもかまいません。胃腸をいたわる心がけをしてください。

【編集部より】七草の由来や意味にとらわれ過ぎないで
「六草しか揃わなかった…」と落ち込まなくて大丈夫!一草でも、なくてもいいのです。ビタミンを摂る、胃腸をいたわるという実質的な意味合いも兼ね備えているので、昔の人の教えにならって「おかゆ」を食べてみませんか?

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七草を自分ですべて揃えようとすると、本当に大変ですよね。最近はスーパーで七草がセットになったパックなども売っているので、それを活用するのもいいですね。無理をするよりも、できることをできる範囲で、楽しみながらするほうがGOOD!幸せな気持ちで新年のスタートを切りましょう。

編集協力/田中理恵 編集部コメント取材/松田支信

【レタスクラブ編集部】

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