疲れもピークに達すると、夕飯のおかずを考える気力すらなくなってしまうもの。「疲れすぎてレシピを検索するのもしんどい…」という経験、きっとあるはずです。そこで今回は、そんな時に頼りにしてほしい月~金の秋のメインおかずをご紹介。全部15分以内、レタスクラブ最新号からピックアップしました。思考が停止してしまった時は、作るものを誰かに決めてもらったほうが、買い物も夕飯づくりもスムーズにいくかもしれません!
■月曜日は豚肉×里いもで!
豚バラ肉と里いものみそ焼き
【材料・2人分】
豚バラ薄切り肉…200g、里いも…3個(約150g)、ごぼう…小2/3本(約100g)、合わせ調味料(みそ…大さじ1と1/2、砂糖・水…各大さじ1)
【作り方】
1.里いもはよくこすり洗いをし、水けをきる。耐熱皿に皮つきのままのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で約1分30秒加熱する。上下を返し、さらに約1分30秒加熱する。取り出して半分に切り、ペーパータオルで皮をむいてさらに半分に切る。
2.ごぼうはたわしで皮をこそげ、7mm幅の斜め切りにする。豚肉は10cm長さに切る。
3.フライパンを強めの中火で熱して2を入れ、上下を返しながら約5分焼く。
4.1を加えてさっと混ぜ、合わせ調味料を加え、みそのこうばしい香りがするまで時々混ぜながら約2分焼く。
(1人分468kcal、塩分1.8g レシピ考案/近藤幸子 栄養計算/スタジオ食)
※電子レンジは600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。
週の初めから疲れを感じている時は、疲労回復に効果のある栄養をたっぷり含んだ豚肉と里いもを使って、ご飯が進む炒めものに。豚肉にはビタミンB1、里いもには胃腸の働きを活性化させる成分が含まれています。里いもの皮はレンジとペーパータオルを使うとするっとむけますよ。
秋のメインおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
■火曜日はあったかスープ
とりだんごと白菜のさっと煮
とり肉と野菜の旨みが体を芯から温めてくれる具だくさんスープ。鍋にだし汁・しょうゆ・砂糖・白菜を入れてふたをして5分ほど煮たら、とりだんご(とりひき肉・片栗粉・塩)を一口大にちぎって加え、さらに5分ほど煮ます。長ねぎを加えてひと煮立ちさせたらできあがり。胃腸を休めたい日におすすめですよ。
■水曜日は旬のさばを使って
さばのオイスターソース煮
1週間に1回は魚料理をとりいれたいところ。さばに豊富に含まれるEPAは中性脂肪値を下げる可能性があります。フライパンに煮汁(水・しょうが・しょうゆ・オイスターソース・酢)を煮立たせ、さばを皮目を上にして入れ、オーブン用ペーパーで落としぶたをして煮ます。仕上げに長ねぎとチンゲン菜を加えてさっと煮たら完成。初めてさばを扱う人でも簡単おいしく作れるおかずです。
■木曜日は安価なとりむね肉で一品
とり肉のみそマヨ炒め
たんぱくなとりむね肉をみそ+マヨネーズでコク深く仕上げた炒めものは、ご飯のおかずに最高! サラダ油をひいたフライパンでとりむね肉・れんこんを両面焼き、いんげんを加えてさっと炒めたら、合わせ調味料(みそ・マヨネーズ・砂糖)を加えて香ばしく炒めます。
■金曜はおつまみにもなるおかず
ソーセージと野菜のチーズソースがけ
週末にお酒を楽しむなら、蒸した野菜にレンチンで作れるチーズソーズをかけたおつまみにぴったりの一皿はいかが? ブロッコリー・エリンギ・ウインナーはフライパンで蒸し煮に。チーズソースは耐熱ボウルにピザ用チーズ・片栗粉を入れて混ぜ、さらに牛乳を混ぜて、ラップをかけてレンジでチン。とろりとするまでスプーンでよく混ぜたら、蒸した具材にたっぷりとかけて召し上がれ。
副菜を添えるなら、余った野菜を使って1品作ってみて。白菜をざく切りにしてドレッシングをかけるだけのサラダや、チンゲン菜やブロッコリーのレンチンナムルなら手軽に作れますよ!
文=齋藤久美子(栄養士)