ゆでたりふかしたりするだけで、絶品おやつになるさつまいも。旬を迎えるこれからの季節は、少しアレンジを加えて副菜に添えてみませんか? 最初にご紹介するのは、はちみつとしょうゆで甘じょっぱく仕上げたきんぴら。大学いもよりも甘みを抑えたやさしい味わいで、疲れている時にほっと和める1皿です。
さつまいものはちみつきんぴら
【材料・2人分】
さつまいも…200g、黒いりごま…小さじ1、ごま油…小さじ2、酒…大さじ2、合わせ調味料(はちみつ…小さじ2、しょうゆ…大さじ1)
【作り方】
1.さつまいもは皮つきのまま7〜8mm厚さの半月切りにする。水にさっとさらし、水けをきる。
2.フライパンにごま油小さじ2を中火で熱し、さつまいもを軽く透き通るまで炒める。酒大さじ2を加えてふたをし、弱めの中火で約2分30秒蒸し焼きにする。
3.ふたを取って中火にし、汁けがなくなるまで炒め、合わせ調味料を加えて全体にからめる。器に盛り、黒いりごま小さじ1をふる。
(1人分210kcal、塩分1.4g レシピ考案/ワタナベマキ 栄養計算/スタジオ食)
さつまいもは薄めにカットすると加熱時間の短縮に。黒いりごまをたっぷりふって、香ばしさも楽しんで。
さつまいもの副菜は他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
さつまいものミルク煮
耐熱ボウルにさつまいも、牛乳、バター、塩を入れて混ぜ、ふんわりラップをかけてレンジでチンでできあがり。素材の甘味を活かしたミルク煮は、小さな子どものおやつにも◎。
さつまいものカレー粉吹きいも
甘辛のカレー味がご飯のおかずにぴったり! 鍋にさつまいも、水(さつまいもの2/3の高さ)、みりん、しょうゆを加えて火にかけ、水分がなくなったらカレー粉を加えて鍋を揺すり、粉吹きにします。
さつまいものつや煮
鍋に輪切りにしたさつまいもを並べて、ひたるくらいの水と砂糖、みりん、酢、塩を加えて落しぶたをし、やわらかくなるまで煮れば完成。さつまいもをゆでる際は少量の酢を入れると変色防止になります。
さつまいものハニーマヨネーズサラダ
デリ風サラダもレンジで簡単。レンチンしたさつまいもにマヨネーズ、はちみつ、黒すりごま、塩、こしょうを加え、フォークで粗めにつぶしながら混ぜ合わせて器に盛りつけて。
※はちみつを使った料理は1歳未満の乳児には食べさせないでください。
さつまいもは夏場以外は常温保存でOK。新聞紙などにくるんで、冷暗所で保存しましょう。冷凍する場合は皮つきのまま1.5cm角にカットして水にさらし、ラップに包んで保存袋に入れて。小さく切ることで冷凍しても食感が損なわれず、みそ汁や炊き込みご飯などに凍ったまま使えるので便利ですよ。
文=齋藤久美子(栄養士)