これからの季節、食卓に温かいスープが添えられているとほっと心がやすらぐもの。でもメインのおかずや副菜のほかに、スープまで作るなんて大変…!というのが作る側の本音だったりします。では、5分でできるスープならどうでしょう? 具材は2つ、さっと煮るだけでいい食材にしぼります。さらに栄養のある野菜を選べば、野菜不足もカバーできますよ!
ベーコンと豆苗のスープ
【材料・2人分】
ベーコン(ブロック)…60g、豆苗…1/3袋、とりガラスープの素…小さじ1/2、塩…小さじ1/3、こしょう…少々、水…2カップ
【作り方】
1.豆苗は1cm長さに切る。ベーコンは1cm角に切る。
2.鍋にベーコン、水2カップ、とりガラスープの素小さじ1/2、塩小さじ1/3、こしょう少々を入れて中火にかける。煮立ったら約3分煮て、豆苗を加えてひと煮立ちさせる。
(1人分128kcal、塩分2.0g レシピ考案/髙山かづえ 栄養計算/スタジオ食)
緑黄色野菜に分類される豆苗を使った栄養満点の一杯。生でも食べられる豆苗は仕上げにひと煮たちさせればOKです。ベーコンは水から入れて火にかけて、スープに奥深いコクを移して。
具材2つ、5分でできるスープは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
れんこんと水菜のみそ汁
鍋にだし汁、れんこん(皮つきのまま2~3mmのいちょう切りに)を入れて火にかけ、3分ほど煮たら水菜をさっと煮てみそを溶き入れて。火の通りにくい根菜も、薄めにカットすれば5分以下で調理できます。
納豆汁
みそを溶かしただし汁に、ひき割り納豆を入れるだけの即席みそ汁。納豆はフォークで軽く潰してから加えると風味がアップ。好みで万能ねぎや納豆に付属するからしを入れて楽しんで。
長いもとしめじのスープ
ほくほく食感がクセになる長いものスープには、しめじを合わせて旨みをプラス。鍋に水、とりガラスープ、しょうゆ、長いもを入れて火にかけ、3分ほど煮たらしめじを加えてさらに1分ほど煮ます。仕上げに塩、こしょうで味を調えて。
ミニトマトとハムのスープ
ミニトマトとハムだけでもコクのある洋風スープに。作り方は沸騰した湯に洋風スープの素、塩、ミニトマト、ハムを加えて約3分煮て、最後にオリーブ油を回しかけて。ミニトマトの旨みが口の中ではじけます。
体をじんわり温めてくれるスープ。5分でできる一杯で、やすらぎ時間を楽しんでみませんか?
文=齋藤久美子(栄養士)