ピーマンをまるごと料理したことありますか? 食べやすく切るよりもジューシーで、不思議と苦味も少なめ。調理法によっては、種やワタを取り除く必要もないんです。最初にご紹介するのは、フライパンを使ってまるごと蒸し焼きにする1品。手間ぬきなのに、素材のおいしさを心ゆくまで楽しめる大胆レシピです。
ピーマンのまるごと蒸し焼き
【材料・2人分】
ピーマン…4個、合わせ調味料〈混ぜる〉(おろししょうが…1かけ分、しょうゆ、みりん、みそ…各小さじ1)、ごま油
【作り方】
1.ピーマンは包丁の先で2~3㎝長さの切り目を縦に1本入れる。
2.フライパンにごま油小さじ1を中火で熱し、ピーマンを入れてふたをする。ときどき転がしながら、全体に焼き色がつくまで約5分蒸し焼きにする。合わせ調味料を加え、さっと炒める。
(1人分43kcal、塩分0.8g レシピ考案/今井亮 栄養計算/スタジオ食)
まるごと蒸し焼きにしたピーマンはみずみずしく、食卓の上でもインパクト大! 噛むたびに旨みがじゅわっとあふれ出す、新感覚の味わいをぜひ楽しんでみて。
ピーマンをまるごと使ったおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
まるごとピーマンのグリルマリネ
焼き網の上で強火で焦げるまで焼くと、素材の甘味がギュッと凝縮。焦げた部分の皮はむいて、にんにくのみじん切り、オリーブ油、塩、こしょうをかけてどうぞ。
ピーマンの焼きびたし
手で潰してへたと種を取り除き、アルミホイルで包んで魚焼きグリルで15分、上下を返して5分蒸し焼きに。だし汁+ポン酢のつゆにひたせば、さっぱりとしたおつまみに。
ピーマンのみそ焼き
へたと種を除いたピーマンの中にみそを小さじ1/2ずつ詰めて、魚焼きグリルで数分焼けば完成。これだけでも、ピーマンのジューシーさと香ばしい風味が存分に楽しめます。
まるごとピーマンのレンジ揚げびたし
ピーマンはフォークで3カ所ほど穴をあけ、漬け汁(おろししょうが、ポン酢じょうゆ、めんつゆ、ごま油、水)とともに耐熱ボウルにいれてレンジでチン。味がよ~くしみて、種までおいしい!
旬のピーマンは、今の時期安価で手に入ることもしばしば。まるごと調理でもりもり食べれば、栄養もたっぷり取れそうです。
文=齋藤久美子(栄養士)