新生活がスタートし、あわただしい日々を過ごしている人も多いのでは? やることがいっぱいで夕飯の準備に時間がとれない…。そんな時は、さっと作れて野菜もたっぷり摂れる炒めものが便利です。今回はご飯が進む「チンジャオロース」をご紹介。炒めものは、火にかけたら時間との勝負! くれぐれも炒めすぎに注意して、旨みたっぷりの肉とシャキシャキの野菜を楽しみましょう。
青椒肉絲(チンジャオロースー)
【材料・2人分】
豚ロースしょうが焼き用肉…150g、ピーマン…4個、合わせ調味料(おろしにんにく…小さじ1/2、酒・しょうゆ・水…各大さじ1、砂糖…小さじ1)、塩、こしょう、片栗粉、ごま油
【作り方】
1.ピーマンは縦半分に切り、縦3mm幅に切る。豚肉は5mm幅に切り、塩、こしょう各少々をふり、片栗粉大さじ1をまぶす。
2.フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、豚肉を約3分炒める。色が変わったらピーマンを加え、約1分炒める。
3.フライパンの手前をあけて、合わせ調味料を入れる。煮立ったら、全体を手早く炒め合わせる。
(1人分295kcal、塩分1.9g 調理/今井亮 栄養計算/スタジオ食)
豚肉とピーマンだけで、こんなにおいしそうな一皿が完成! 薄切り肉よりも、少し厚みのあるしょうが焼き用をチョイスした方が、食べごたえがあります。肉には片栗粉をまぶして旨みを閉じ込めて。合わせ調味料はあらかじめ作っておくと、炒めすぎが防げます。
さっと作れて助かるチンジャオロースは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
もやしチンジャオロースー
かさ増しするならもやしが◎。細切りにカットする必要がなく、そのまま投入できます。牛肉には下味(オイスターソース、酒、しょうゆ)をよくもみ込んでおいて。もやしがしんなりする前に火を止めて、器に盛りましょう。
とりむね肉の青椒肉絲
とりむね肉を使うと、高たんぱく・低脂質のヘルシーなおかずに。細切りにして下味と片栗粉をもみ込み、やわらかい食感に仕上げます。
新じゃがと豚肉のチンジャオ風
水分を豊富に含んだ新じゃがいもは、炒めてもシャキシャキ! 細切りなら火も通りやすいので、ピーマンと同じタイミングでフライパンに入れてさっと炒めればOKです。
もやしの梅青椒(チンジャオ)
合わせ調味料に梅肉を加えて、さっぱりと仕上げて。青ピーマンよりもビタミンが豊富な赤ピーマンを使います。
さっと炒めるの「さっと」ってどれくらい?と思ったことありませんか。チンジャオロースの場合はピーマンを加えたら約1~2分が目安。全体に油が回ったくらいのところで調味料を加えて混ぜ、器に盛りつけるのがベストです。
文=齋藤久美子(栄養士)