野菜不足を感じたら、具だくさんのけんちん汁を作ってみてはいかが? だし汁に好きな具材をポンポン入れて、しょうゆと塩であっさりと調味。だしが香る温かいつゆが体にしみわたり、疲れがすっとほぐれます。冷蔵庫に余っている野菜を消費するのにもオススメですよ。
けんちん汁
【材料・2人分】
大根…3cm(約100g)、にんじん…3cm(約30g)、こんにゃく(アク抜きしたもの)…1/4枚、ごま油…小さじ1、もめん豆腐…1/4丁、だし汁…1と1/2カップ、酒…大さじ1/2、塩…小さじ1/4、しょうゆ…大さじ1/2
【作り方】
1.大根は2mm厚さのいちょう切りにし、にんじんは薄いいちょう切りにし、こんにゃくは横薄切りにする。
2.鍋にごま油を熱し、1ともめん豆腐をちぎって入れ、炒める。油がまわったらだし汁、酒を加え、2〜3分煮る。塩、しょうゆで調味する。器に盛り、好みで七味とうがらしをふっても。
(1人分66kcal、塩分1.6g 調理/伊藤朗子 栄養計算/スタジオ食)
具材をごま油で炒めてからだし汁で煮込めば、コク深い味わいに。豆腐は味がなじみやすくなるように、ちぎって加えます。
野菜たっぷりけんちん汁は他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
根菜のけんちん汁
ごぼう、長ねぎ、しめじなど、香り豊かな食材を合わせた一杯。水切りしたもめん豆腐の硬めの食感もおいしい!
きのこけんちん汁
しめじを1パック加えるから、うまみたっぷり。仕上げにおろししょうがをのせて、あっさりとした風味を楽しんで。
かぶと豆腐のけんちん汁
かぶと豆腐を使えば、2種の具材でも満足できる汁物に。かぶの葉も1cm長さに切って、無駄なく使います。
ほうれん草のけんちん汁
時短で仕上げるならこれ。ほうれん草と豆腐をごま油でさっと炒め、だし汁を加えて煮立ったらしょうゆ・酒・塩・しょうが汁で調味して完成です。好みで粉さんしょうをふって。
寒くなりはじめの時期こそ、しっかりと体を温めて、季節の変化に体を慣れさせることが大切。具材たっぷりのけんちん汁なら副菜がわりにもなりますよ!
文=齋藤久美子