いま大きな問題となっている「食品ロス」。日本の食品ロスは年間2,531万トン、そのうち、まだ食べられるのに廃棄されている食品が、年間600万トンもあるといいます(農林水産省・環境省 平成30年度推計より)。家庭で起こりやすい食品ロスといえば、食べ残しや買いすぎ、賞味期限切れによるものがほとんど。まずは冷蔵庫の野菜を使い切ることから始めてみませんか? 残り野菜がアイデア次第で贅沢な1品になりますよ♪
残り野菜キッシュ
【材料・2人分】
ツナ缶…小1/2缶(約40g)、卵…2個、スライスチーズ(溶けるタイプ)…3枚、ブロッコリー…1/2個(約80g)
長いも…150g、ミニトマト…8個、マヨネーズ、塩、こしょう
【作り方】
1.ブロッコリーは小房に分けて水にさっとくぐらせ、耐熱皿に広げ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで約1分30秒加熱する。長いもはポリ袋に入れ、めん棒などでたたいて粗く砕く。
2.ボウルに卵を溶きほぐし、1、ミニトマト、ツナは缶汁ごと、チーズは一口大にちぎって加える。マヨネーズ大さじ2、塩小さじ1/4、こしょう少々も加え、混ぜ合わせる。
3.耐熱容器に2を流し入れ、オーブントースターで18〜20分、こんがりと焼き色がつくまで焼く。
(1人分369kcal、塩分1.8g)
※このレシピでは電子レンジは500Wのものを基準としています。600Wなら0.8倍、700Wなら0.7倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。
ボウルで材料を混ぜて、トースターで焼く簡単キッシュ。ブロッコリーやトマト以外の野菜でも作れます。冷蔵庫に残っているきのこやベーコンなどを入れても◎。ツナマヨ味は子供も大好き!
たっぷり野菜の麻婆豆腐
麻婆豆腐の味つけは野菜と相性抜群。豆板醤と甜麺醤を使うと本格派な一皿に。いろいろな野菜で試してみてください♪
食べ終わるまでシャキシャキ!肉野菜炒め
残り野菜を使いきる定番料理といえば、やっぱり野菜炒め! 野菜のシャキッとした食感を残すには、手早く炒めて余熱で火を通すのがコツです。
ハンパ野菜のかき揚げ
細切りにした野菜に衣をつけて揚げれば、贅沢なかき揚げに。揚げたてサクッと噛むと、素材本来の甘みが口いっぱいに広がります。
香味野菜たっぷり餃子
にら、ねぎ、青じそなどの香味野菜があまっていたら、餃子にするのもアリ。野菜たっぷりのヘルシーな餃子は、飽きずにたくさん食べられます。
食品ロスも防ぎながら、野菜のおいしさも栄養も全部取り入れるお得な料理。サステナブルな食の未来のために、家庭でできる小さな心がけを意識していきたいですね。
文=齋藤久美子