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日本の「男女平等」は先進国でも最悪レベル!?/こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本

  • 2021年7月11日
  • レタスクラブニュース




最近、「SDGs(エスディージーズ)」という言葉をよく聞きますよね? テレビや雑誌などでも取り上げられているので「なんとなく知っている」という方も多いでしょう。SDGsとは、貧困、人種差別、環境破壊など、地球上のあらゆる問題を解決するために、全世界で取り組む2030年までの国際目標のこと。
でも、子どもに「SDGsって何?」と聞かれたら、どんな説明をしてあげたら良いでしょうか?

『数字でわかる!こども SDGs』を手がける、著 バウンド・監修 秋山宏次郎による『こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本』では、私たちの生活と結びつけながら、わかりやすくSDGsを解説してくれています。今回は「日本の『男女平等』は先進国でも最悪レベル!?」のパートをお送りします。

※本作品は著 バウンド・監修 秋山宏次郎の書籍『こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本』から一部抜粋・編集しました



日本は「男女平等」が進んでいない

 世界各国のSDGsの達成状況を分析したレポートが発表されています。2019年6月に発表した「2019年版」では、162カ国を評価していますが、日本は15位でした。上位3カ国はデンマーク、スウェーデン、フィンランドと北欧の国が占めています。世界1位の経済大国アメリカは35 位、同2位の中国は39位でした。

 同じレポートでは、国ごとに17の目標の達成状況を4段階で評価していますが、日本で達成できているのは、目標④「質の高い教育をみんなに」、目標⑨「産業と技術革新の基盤をつくろう」の2つだけでした。目標⑤「ジェンダー平等を実現しよう」、目標⑫「つくる責任つかう責任」、目標⑬「気候変動に具体的な対策を」、目標⑰「パートナーシップで目標を達成しよう」は、「達成にはほど遠い」と最も悪い評価です。とくに男女の給与格差をはじめとする女性に対する不平等が先進国でも最悪レベルです。

 SDGsを一度達成しても、その後も好ましい状況が続く保証はありません。元に戻らないように継続的に取り組むことも大切です。

■知っておくべきコトバ
ジェンダー・ギャップ指数
日本の男女格差は大きく先進国で最低レベルの世界121位
各国の男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(GGI、2020年)を見ると、日本は153カ国中121位で先進国では最低レベルです。
※0~1までの値をとり、0が完全不平等、1が完全平等を意味する。

出所:世界経済フォーラム「Global Gender Gap Report 2020」

著=バウンド・監修=秋山宏次郎/「こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本」(カンゼン)



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