サイト内
ウェブ

考えてみませんか? 限りある資源と美しい地球環境を次世代につないでいくために、今、私たちができること

  • 2021年2月3日
  • レタスクラブニュース


最近よく耳にする「サステナビリティ」という言葉。
どんな意味か知っていますか?

1月28日に開催されたP&Gのオンライン発表会で「初めて聞きました。知らない人も多いんじゃないですか」と話したのは、俳優・タレントの杉浦太陽さんと妻でタレントの辻 希美さん。
2人一緒に4人の子どもの育児や家事に取り組んでいる姿勢が、多くの人々に支持されている夫妻です。

普段からエコバッグを使い、フードロスを意識し、大好きなダイビングの関係から河口湖の清掃活動にも取り組んでいるという杉浦さん。
辻さんも山や海が好きで、子どもたちがリサイクルのものを学校に持っていくため、子どもたちと一緒に環境問題について学んでいる最中だとか。

普段の暮らしの中でも環境問題に前向きに向き合っている2人ですが、「サステナビリティ」という言葉は耳慣れない様子。
そこで、2人と一緒に「サステナビリティ」について学ぶとともに、私たちができることについて考えてみませんか。

環境サステナビリティとは?

「サステナビリティ」とは、直訳すると「持続可能性」という意味。
環境・経済・政治・文化の4つの観点から私たち人間が活動、生活していくうえで、将来にわたって持続できるかどうかを表わす概念です。

中でも、今注目を集めているのが「環境サステナビリティ」。
限りある資源を大切に使ったり、二酸化炭素の排出量を減らして、地球温暖化を防いだり、ごみを減らして海などの多くの生物の環境を守るといったことが挙げられます。



「環境について、今ある自然を持続していって、将来についても可能性を見出していこうということなんですね」と杉浦さん。
辻さんは「ずっと長い期間が大事ということは、学校の授業とかでも取り組むといいですよね」。
さすが、普段からエコを意識して暮らしているだけに2人とも、すとんと理解できたようです。

杉浦・辻夫妻が取り組んでいる「3R」

環境配慮のキーワードといえば、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の「3R」。
ごみとして捨てられるものの削減(Reduce)、使用しなくなったものの再使用(Reuse)、廃棄された資源の再生利用(Recycle)の3つです。

この「3R」については、「普段から意識しています」という辻さん。「買い物に行くと牛乳パックや魚のトレイをリサイクルしなくちゃ!と思います」。
杉浦さんも「皆さん自然にやっているごみの分別も大事ですよね。そういう積み重ねが大切なんじゃないかって感じています」。


4人のお子さんたちも「ペットボトルをごみ回収に出すときも、キャップやラベルを外して…と私たちがやっているのを見てるので、自然とやっています」(辻さん)。
「子どもが大きくなって着られなくなった服を友達の子どもに回すっていうのも、リユースですよね」と辻さんが言えば、「主婦の間では自然に行なわれてる“もったいない精神”だよね」と、杉浦さんもごく自然になじんでいるよう。

日本のプラスチックごみ排出量は世界第2位

ところが、日本は1人当たりの使い捨てプラスチックごみ排出量が世界第2位(2018年国連環境計画発表)であることは知らなかったそうで、2人ともその事実に「ショック~!」と愕然。
「でも、たしかに日本はプラスチックごみが多いと思います」と辻さん。「なのに、スーパーの店頭に並んでいる資源物回収ボックスに入れられている量は少ないです」と、主婦ならではの視線で語ります。

プラスチック製品は世界全体でおよそ90億トンが生産されますが、そのうちリサイクルで再使用されたのは、わずか9%! 残りの91%は地中に埋められるか、捨てられていて、地球環境への大きな脅威になっています。
日本のプラスチックごみの廃棄量を人口1人当たりに換算すると、1年に32kg。この数字はアメリカに次いで世界第2位だというのです。

この事実を知らなかったという人が8割近くもいるという調査結果もあるので、2人が知らなかったのも無理はないかもしれません。
「でも、そのせいで動物が死んだり、魚に異変が起きたり…」と、杉浦さんは生態系へ及ぼす影響に思いをはせ、「そういうことを知っておくって、大事ですね」としみじみ。
辻さんも、こうした背景を踏まえてのレジ袋有料化に改めて納得の様子です。

企業が取り組む環境サステナビリティ

ごみの分別やエコバッグ持参など、普段の暮らしで自然に「3R」を意識する人が増えたとはいえ、まだまだ環境サステナビリティが多くの人に浸透していない現実を知った2人。



「人間って欲があるから便利であればあるほどいいし、企業も利益という欲を追い求めた結果、環境破壊が進んでしまった。
でも、居心地のいい地球を守りたいっていうのもいい意味でひとつの欲なので、そういう人間の考え方が大きくシフトチェンジして、みんなで守ろう!というサイクルが生まれるといいですね」と、杉浦さんが指摘するように、多くの企業もまた環境サステナビリティに取り組んでいます。

世界最大の日用品消費財メーカーであるP&G(プロテクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)では、日本国内の海岸で回収された約6トンのプラスチックゴミを再生し、ボトルの原料として活用した「JOY Ocean Plastic」を2019年から発売。
今年1月8日からは自社の使用済み製品容器などのプラスチック素材を店頭などで回収し、フェイスシールドの素材としてリサイクルして、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)へ6万個寄贈する活動「フェイスシールドプロジェクト」など、さまざまな環境サステナビリティに取り組んでいます。
この活動は、2019年6月から9月に行なった「みんなの表彰台プロジェクト」の第2弾にあたるもの。



企業が「これをこうして再利用するって考えて、いくつもの手間をかけて実践していくなんてすごいですね。逆に生活者としては、その企業の努力をちゃんと受け止めなきゃ!と思います」と、辻さん。

子どもたちの未来のために

最初はサステナビリティという言葉にとまどっていた2人でしたが、最後には消費者としての意識にも目覚めた様子。



そして、環境サステナビリティに興味はあるけれど、どうしたらいいのか分からないという人たちに向けて、「子どもたちの未来のために! 環境サステナビリティについて家族で話し合おう!」というメッセージを送ってくれました。

まずは家族みんなで環境サステナビリティについて話し合う機会をつくること。
知識や意識が「0か1かで全く変わってくると思うので。僕たちが話し合うことによって、子どもたちにも気づきが芽生えたら」(杉浦さん)、「興味を持つことが大事なので、まずそこからやっていきたいですね」(辻さん)。

限りある資源を大切にし、美しい地球環境を次世代につないでいくために――。

杉浦さん・辻さん夫妻が気づいたように、毎日の暮らしの中で使う製品を環境サステナビリティを意識して選ぶことも、私たち生活者にできる小さな貢献。

子どもたちに、次世代に、今ある資源と地球環境をつないでいくためにできることを考えてみませんか。

文=岸田直子

▼環境サステナビリティについての詳しい情報はこちら▼

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2016 KADOKAWA Corp All Rights Reserved