冷蔵庫ではあまり日持ちしないお肉も、冷凍しておけば鮮度の低下を抑えて長く保存することができます。冷凍する前に調味料をからめておくと、味がしっかり染み込んで食感もやわらかくなりますよ。冷凍方法にさえ注意すれば、凍ったまま調理可能なうえ、後から味つけする手間もありません。おすすめの冷凍方法とその使い方をご紹介します!
冷凍&調理のポイント
【保存期間】2週間
■下味は調味料2つでOK!
調味料2つのシンプルな下味だから、作る手間がかからずラクチン!肉にもしっかり味が入っておいしく仕上がります。また、調理時にほかの調味料を足すことも可能。味をみて、足りなければ塩などでととのえて。
■保存袋の端まで広げて平らにして冷凍!
保存袋に肉を入れたあと、袋を立てて冷凍すると肉が下に固まってしまい、解凍に時間がかかります。肉を入れたら袋の端まで広げ、平らにした状態で冷凍するのがコツ。このひと手間で火の通りが均一になります。
■凍ったまま調理!
室温に2~3分おいて袋から出したら、解凍なしで熱いフライパンや鍋に投入。野菜と一緒に調理するときは、野菜に先に火を通してから凍った肉を加えて(冷凍野菜を使う場合は、先に肉と水約1/4カップを入れて蒸し焼きにして解凍し、最後に野菜を投入して)。
豚こま切れ肉
塩味に
200gに対して
+酒大さじ2
+塩小さじ1/3
ほぐし、大きければ一口大に切ります。保存袋に調味料を入れて混ぜ、肉を加えてなじませます。
【使い方】
・もやし炒めや焼きうどん、チャーハン、ゴーヤーチャンプルー、中華丼、白菜との重ね蒸しなどに。
・肉じゃが、肉豆腐、豚汁、八宝菜、肉うどん、酢豚、豚キムチなど、さまざまな定番おかずに重宝!
豚バラ薄切り肉
オイスター味に
200gに対して
+オイスターソース大さじ1
+酒大さじ1
保存袋に調味料を入れて混ぜ、5~6cm幅に切った肉を加えてなじませます。
【使い方】
・きのこ、もやし、ピーマン、じゃがいも、ブロッコリーなど好みの野菜との炒めものや、焼きそばなどに。
・うまみが多いのでキャベツの蒸し煮、白菜の含め煮やあんかけ丼など。淡泊な野菜と好相性。
とり手羽中
オイル味に
8本(約200g)に対して
+オリーブ油大さじ2
+塩小さじ1/3
保存袋に調味料を入れて混ぜ、肉を加えてなじませます。
【使い方】
・薄切りにしたごぼうやれんこんと一緒に蒸し焼きにしたり、豆と一緒にスープで煮込んでも。
・好みのドライハーブや粗びき黒こしょうを加えて、オーブン焼きや蒸し焼き、炒めものにもおすすめ。
【レタスクラブ編集部】
監修/池上正子 撮影/安井真喜子
<レタスクラブ18年2月号より>