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扶養を外れて働くことにしたら、税金面でかなりの損に…このまま働き続けていいの?【お悩み相談】

  • 2020年11月30日
  • レタスクラブニュース


■相談者プロフィール

はな(40歳女性)

平凡なパート主婦、趣味は読書です。

お悩み相談


40歳女性です。これまで扶養の範囲内で働いていましたが、子どもが中学生になったのをきっかけにもっと沢山働きたくなり、今の仕事(給食調理員)を始めました。「週5日、7時間勤務なので扶養から外れてください」と言われ、あまり深く考えることなく了承しました。

ところが初出勤のとき先輩のパートさんに「ここは長期休みが多いから税金の面ですごく損するよ。旦那さんの扶養に入っていたほうが絶対得だったのに、なんでこんな割に合わない仕事始めたの?」と言われました。

そのパートさんが言うには、春・夏・冬の長期休みのときは仕事がないため年収はそれほど高くなく、扶養から外れて損をする範囲での勤務が続き、昇級によって損をしなくなるには10年もかかるとのこと。パート勤務にも関わらず公務員扱いになるため副業は禁止で、体を酷使する激務のため、あまり割の良くない職場だというのです。

彼女の話を聞いて「もっと良く考えるべきだった」ととても後悔したのですが、せっかく見つけた職場を辞める気にはどうしてもなれず、悩みながら働き始めてもうすぐ1年になりました。仕事には慣れてきて人間関係も悪くなく、やりがいのある仕事なので、私にとってはそこそこ働きやすい職場かもしれないと感じています。しかし税金として引かれる金額が予想以上に多く、損をしているのをひしひしと感じます。

こんな状態であと9年と考えると気が遠くなってしまいます。これから子どもたちにもっとお金がかかるので、やはり転職した方がいいのではないかと思うのです。また、重いものをいつも持っているせいか足腰も痛くなってきました。

しかし「また履歴書を書いて面接を受けて」と考えると気が重いです。退職して新しい仕事を見つけるのも大変ですし、やっと慣れてきた職場を去る決心がなかなかつかないのです。

年齢を考えると1日も早く決断しなければと焦っています。最近はこの悩みが頭から離れず、仕事に集中できません。優柔不断な自分が嫌になります。

何かアドバイスがあればよろしくお願いいたします。

今の職場で働き続けるなら節税を考えよう


せっかく見つけて慣れてきた職場。人間関係にも恵まれ、やりがいをもって働けるのは素敵ですね。新しい職場へ転職したとしても、人間関係もイチからスタート…と思うと、今の職場を辞めるのは気が引けてしまうかもしれません。

では、今の職場で働きつつ、引かれる税金を減らすにはどうしたらいいかを考えてみましょう。
たとえば、ふるさと納税を利用すれば、寄付金が所得税・住民税の控除の対象となります。地域の特産品などを返礼品として受け取ることもできます。
また、節税しつつ貯蓄をするという観点からは、iDeCoもおすすめです。月額5,000円からの掛金で金融商品を購入・運用し、60歳以降に年金か一時金として受け取ります。積立金額のすべてが所得控除の対象となり、所得税や住民税が節税できます。

扶養から外れることにより、自分が支払う住民税や所得税だけでなく、ご主人の支払う税金も上がっていることでしょう。できれば夫婦で節税を考えることをおすすめします。

■回答者プロフィール
a.saito

フリーのライターとして金融系の記事を多数執筆。お金に特化したメディアでの執筆経験あり。

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