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中年太りは食べて回避!?「褐色脂肪細胞」活性化する習慣3つ

  • 2016年8月8日
  • Life & Aging Report

今までと何も変わっていないはずなのに、だんだんと太り始める40代。去年の夏服が入らない……と焦っている方も多いのでは? 私たちの身体には、脂肪をエネルギーとして燃焼させる「褐色脂肪細胞」があります。年齢と共にこの数は減り、逆にエネルギーを脂肪として溜めこむ「白色脂肪細胞」が肥大化する傾向にあるのだそう。40代からは、褐色脂肪細胞を活性化させることが体型キープのポイント! 次にご紹介する「褐色脂肪細胞を活性化する習慣3つ」を、身につけましょう。

(1)よく噛むと褐色脂肪細胞の働きがアップ!

早食いは太る、とよく言われますが、よく噛んで食べることで、脳内に分泌されるヒスタミンの効果で満腹中枢が刺激されるだけでなく、交感神経も刺激され、脂肪をエネルギーとして燃焼させる働きも高まるそう。実際、よく噛んで食べた場合と、そうでない場合を比べると食後のエネルギー消費が異なることもわかっていますから、食事はよく噛んで食べる習慣をつけましょう。

(2)褐色脂肪細胞を「増やす」食材を食べる

・魚

魚に含まれるEPAやDHAなどの油には、脂肪をたくわえる白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変え、エネルギー生産を高める働きがあることがわかっています。EPAやDHAは食欲を抑える働きのあるホルモンの分泌を促す働きや、血管と血液の健康を守る働きも期待できますから、積極的に食べたいですね。

・海藻

ワカメなどの海藻の色素成分「フコキサンチン」にも、魚油と同様の働きが期待されています。

(3)褐色脂肪細胞を「活性化する」食材を取り入れる

褐色脂肪細胞は冷却刺激によって活性化されるといわれています。寒いところにいると、体温を保つために脂肪をエネルギーとして燃焼させ、熱を生み出す働きをします。この冷却刺激と同じような働きをする食べものがありますので、要チェック! ※()内は、その食品に含まれる有用な成分

・唐辛子(カプサイシン)
・生姜(パラドール)
・わさび(アリルイソチオシアネート)
・ニンニク、ネギ(アリシン)
・ミント(アリルイソチオシアネート)
・グレープフルーツ(リモネン)

これらの食べものに含まれている香り成分や辛味成分は、褐色脂肪細胞を活性化させる働きがあることがわかっています。積極的に毎日の食生活に取り入れましょう。

身近な食材と、ちょっとした食べ方の工夫で褐色脂肪細胞をキープすることができます。毎日の習慣にして痩せ体質をつくりたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)

【関連記事】
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【参考】
※噛めば噛むほどエネルギー消費―実際の食事と食後のガム咀嚼でエネルギー消費の増加を実証― – 東京工業大学
※斉藤昌之「褐色脂肪細胞組織でのエネルギー消費と食品成分による活性化」化学と生物 Vol. 50, No. 1, 2012(PDF)
※魚油摂取は交感神経を介して、「脂肪燃焼細胞」を増やす-「魚油」の効果で体脂肪燃焼を促す新メカニズムを解明 – 京都大学
※昆布の成分と健康機能 色素(フコキサンチン) – 昆布の栄養機能研究会

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