身近な漢字を使った、読めそうで読めない漢字クイズのお時間です!今回ご紹介するのは、「平均」などでよく見る漢字、「均」を使った言葉です。
小学校5年生で習う「均」。
「平均」や「均等」など、『凸凹がなく等しい』という意味で使われる漢字ですね。その「均」に送り仮名「す」で、「きんす」とは読みません。
「利益を均して分配する」なんて使われ方をします。
実は、「田んぼを〇〇す」は甲州弁で「田んぼを平らにする」ことを意味する方言なんだとか。山梨県にお住まいの方なら、もうわかりましたか?
『高低・凸凹をなくして平らにする』『平均する』という意味の「均す」。甲州弁の「田んぼをならす」も「均す」と同じ意味なのは面白いですね。
「ならす」には他にも、「慣らす」「成らす」「鳴らす」など、多くの漢字表記や意味が異なる言葉がありますので、間違えないように気を付けましょう。
まとめ/meiko 参考/デジタル大辞泉(小学館)、甲州弁辞典