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【成功する子は食べ物が9割】〈脳の発達に欠かせない栄養素〉を含む食材にはどんなものがある?

  • 2023年12月26日
  • 暮らしニスタ

累計17万部突破!!!予防医療・栄養コンサルタントの細川モモさん監修の『成功する子は食べ物が9割』シリーズ最新刊『成功する子は食べ物が9割 脳と体がすくすく育つ離乳食』から、人生の土台となる「最初の1000日」に大切にしたい栄養についてご紹介します。

脳の発達に大切な栄養素「鉄」

おなかの中でママから栄養をもらって生まれてきた赤ちゃんは、生後6ヶ月ごろには貯蔵鉄を使い果たしてしまいます。だから、母乳やミルクでは足りない栄養を補うため、5~6ヶ月ごろに離乳食をスタート。

では、赤ちゃんが食べられる形状に加熱調理すれば、なんでもOK?

いいえ、急成長する「脳」や、一生モノの「骨」を育てるために、意識してとり入れたい栄養素があります。妊娠中から2歳の誕生日までが「人生最初の1000日」。この1000日の栄養状態は、ほかのどの時期よりも、一生の健康と幸せに関わるといわれています。

鉄は、脳の中枢神経の発達に影響するため、欠かしたくない栄養素です。それなのに、一般社団法人ラブテリの調査では、6ヶ月~1歳未満の赤ちゃんの約3割が、ヘモグロビン値が基準値未満という結果に。

離乳食初期・中期に使える「鉄」を含む食材

では、離乳食時期に何を食べさせたら、鉄がとれるでしょうか?

ゴックン期(初期、5~6ヶ月ごろ)に鉄分がとれるおすすめ食材

〈ほうれんそう〉
初期から食べられて鉄を含む、貴重な食材。えぐみがあるので、熱湯でゆでて水にとります。ブレンダーなどでペースト状に。

〈絹ごし豆腐〉
なめらかにしやすく、最初のたんぱく質食材にぴったり。豆腐は表面に雑菌がつきやすいため、湯通ししてからペースト状に。

〈豆乳〉
砂糖を使っていない「無調整」タイプを選びます。開封したら早めに使い切りましょう。

〈かたゆで卵黄〉
かたゆでにした卵の黄身を湯冷ましなどでのばし、食物アレルギー対策として、ごく少量から始めます。

〈きな粉〉
たんぱく質量を考えると1回に小さじ1くらい使えますが、粉っぽくむせやすいです。少量をおかゆなどに混ぜて湿らせて与えましょう。

モグモグ期(中期、7~8ヶ月ごろ)に鉄分がとれるおすすめ食材】

〈チンゲンサイ〉
野菜の中では鉄やカルシウムが豊富。クセがなく、やわらかく調理しやすい。緑の部分をやわらかくゆでて、こまかく刻みます。

〈ひきわり納豆〉
消化するのに慣れるまでは加熱して与えましょう。野菜スープやだし、おかゆなどと混ぜて電子レンジで熱々にチンする「納豆汁」や「納豆がゆ」がおすすめです。

〈かたゆで卵黄〉
目安量としては、かたゆでにした卵の卵黄1個まで食べられるようになります。卵黄に慣れたら、こまかく刻んだ卵白をごく少量から始めます。

〈かつお・まぐろ(赤身の魚)〉
モグモグ期の魚は、1回に10~15g。ゆでてから、すりつぶしたりこまかく刻んだり、モグモグしやすい大きさに。とろみをつけると食べやすくなります。

〈のり〉
のどに貼りつくおそれがあるため、こまかくちぎって水に浸し、ドロドロ状にしてから与えます。おかゆや汁物に、少量の青のりを振って混ぜるのも簡単です。

食べてくれなかったり、食べムラがあったり悩ましい時期ではあるのですが、鉄を含む食材を料理や離乳食に使い、赤ちゃんもママもコツコツ鉄分補給しましょう。

まとめ/暮らしニスタ編集部

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