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ヒィッ…!!腕が黒くて汚いんだが…!!!ガサガサ肌を、スベスベなめらか~にする方法とは

  • 2023年10月13日
  • 暮らしニスタ

秋が進んで涼しくなると、日焼け跡や乾燥で、肌が汚く見えることがありませんか?今回は肌ダメージを挽回する対処法を、薬剤師が紹介します。

紫外線を浴びた肌。放置するとどうなる?

日光の日差しを浴びた後、肌のケアをせずに放置していませんか?年齢を重ねていくと、紫外線を浴びた肌のケアを行わないことで、日焼け、シミ、シワなどの肌トラブルが増えてきます。

ここからは、紫外線を浴びた肌を放置するとどうなるのか解説します。

日焼けが加速する

紫外線を浴びると、肌の奥にある「メラノサイト」が活性化して「メラニン」が生み出され、日焼けをします。これは、紫外線によって肌の細胞内のDNAにダメージを与えないための仕組みです。

子どもの場合、肌の入れ替わり(ターンオーバー)が早ければ1~2週間など比較的短期間で元の肌の状態に戻りますが、年齢を重ねるとダメージが蓄積され、シミやシワなどに繋がります。

シミができる

シミは、メラニンがうまく排出できず、色素が沈着することで発生します。

通常、メラニンは、肌のターンオーバーによって排出されます。しかし、ストレスや加齢などによってターンオーバーの乱れが生じることで、メラニンの排出が追いつかず、シミに繋がるのです。

シワができたり、肌のたるみが起きる

紫外線の「UVA波」は、シワや肌のたるみの原因になります。

UVA波が肌の奥深くにある真皮層まで到達すると、肌のハリやうるおいを守るコラーゲンや「エラスチン」などの組織が破壊されてしまいます。

こうしたダメージが徐々にたまることで保湿機能が低下し、シワができるという仕組みです。

日焼けによる肌ダメージには漢方薬がおすすめ。理由は…

日焼けによる肌ダメージの対策は、レーザー治療やビタミン剤の服用に加えて、漢方薬の服用もおすすめです。漢方薬のなかにはシミへの効果が認められているものがあり、美容皮膚科でも使われています。

ダメージを受けた肌に対しては、

・水分の循環をよくして肌にうるおいを与え、老廃物を排出する

・血流をよくして肌に栄養を届ける

・肌の新陳代謝をよくする

・肌の炎症を鎮める

などの作用がある漢方薬を選び、根本改善へとアプローチします。

肌に栄養が届けられることで、紫外線などのダメージに負けないからだを目指すことができますし、食事のついでに飲むだけでケアができるのも、漢方薬をおすすめできる理由のひとつです。

肌の悩み別で選ぶおすすめの漢方薬4つ

紫外線ダメージによる肌の悩みにはどのような漢方薬がおすすめなのか、悩み別に4つの漢方薬を紹介していきます。

【日焼けによるほてりや痛み】

・温清飲(うんせいいん):血流を整え、からだの熱を下げることで、肌の炎症を抑えます。

【シミ】

・桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん):血のめぐりをよくし、上半身にたまった熱を逃すことで、シミやニキビの改善に働きかけます。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):血行をよくすることで、肌の栄養不足によるシミを改善に導きます。

【シワ】

・加味逍遙散(かみしょうようさん):女性ホルモンの乱れを整えるとともに、のぼせも改善します。

*紫外線ダメージに効果的な漢方薬は複数ありますが、自分の体質や症状に合う漢方薬を選ばなければ、期待する効果は得られません。また、場合によっては副作用が起きることもあります。そのため、漢方薬を服用する際は、専門家のアドバイスに従うといいでしょう。

文・監修/山形ゆかり(やまがた・ゆかり)●薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。15社以上のメニュー開発に携わり、情報発信を行う。

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