こんにちは。家事コツ研究室の研究員のHです。
軽くて扱いやすいプラスチック製の保存容器。
食材の保存に使ったり、お弁当箱代わりに使ったりと、とっても便利なアイテムですよね。
しかし食材のニオイが付きやすいのが難点。
保存容器についたニオイがなかなかとれない…。ふたを開けると前入れていた食材のニオイがふわ～ん…なんて経験はありませんか？
今回はそんな悩みを解決するべく、保存容器のニオイをすっきり一掃する方法を調べてみました。
リサーチする中で見つけた5つの方法を試し、その消臭効果を検証。消臭効果ランキングをつけました。個人的に驚きの結果になりましたので、ぜひご覧ください♪
プラスチック製保存容器の消臭に使えるとされているアイテムたち。
「重曹」「塩」「米のとぎ汁」「お酢」「みかんの皮」。この中で一番消臭効果を発揮するのは、いったいどれになるのでしょうか…？
まずは事前準備から…
同じ種類の保存容器を5つ用意します。
ニオイの強い食材代表 “キムチ” を同量ずつ保存容器に入れます。そのまま冷蔵庫で3日間放置。
3日後、キムチを保存した保存容器をいつも通り洗いました。食器用洗剤でしっかり洗ったのに、ニオイはバッチリ残っています。恐るべしキムチ。
まずは普段から様々な部分のお掃除で洗浄効果を発揮してくれる重曹。果たしてその消臭効果は…？ 楽しみです！
保存容器にお湯を1/2程度はり、重曹を小さじ3杯入れます。かき混ぜて重曹をしっかりと溶かし、30分程度放置。その後、洗い流します。
さすが万能エコ洗剤の重曹。キムチのニオイがほぼ消えました。洗浄効果だけでなく、消臭効果も抜群だなんて、優秀すぎ…！ 漂白剤と違って、無臭で安心安全なのもうれしいポイントです。
塩とお湯を混ぜると、食塩水が容器の表面についたニオイ成分を吸収してくれるのだとか。塩はどこの家庭にも必ずといってもいいほどあるものなので、手軽に試せますね。
保存容器にお湯を1/3程度と塩をふたつまみ入れます。あとは、フタをして振るだけ。最後に水ですすげば完了です。お湯でやけどしないようにご注意ください。
キムチのニオイが少しマシになりました。全くキムチのニオイがなくなった！ というわけではないので、ニオイがきつすぎない食材の消臭に使用したい方法かな…というのが正直な感想です。
油汚れに効果的なお米のとぎ汁。消臭効果も発揮してくれるのでしょうか…？
米のとぎ汁を保存容器に半分くらい入れます。そのまま蓋をして30分程度放置後、すすぎます。
キムチのニオイが半減したくらい。こちらも塩での消臭と同じく、キムチほどニオイの強いものでなければ、消臭されそうだなという感じ。お弁当箱の消臭などによさそうです。
雑菌の繁殖を抑える効果があるといわれているお酢。こちらもどのくらい消臭効果を発揮してくれるのか楽しみです。
酢：水＝１：２の割合の酢水を作り、保存容器に入れます。30分程度放置後、洗い流します。
重曹には劣りますが、キムチのニオイがほとんど消えました。よくニオイをかぐと、まだ少しキムチのニオイが残っているかな…というくらい。ちなみにお酢のニオイが保存容器に残ることもありませんでした！
みかんの皮には、消臭効果のある成分が含まれているのだとか。レモンやオレンジの皮でも代用可能だそうです。
保存容器にみかんの皮を投入。電子レンジで500w 1分ほど温めれば、消臭完了です。加熱しすぎると、みかんの皮が焦げてしまうのでご注意を。
電子レンジで加熱せず、保存容器の中に入れておくだけでもある程度の消臭効果が期待できるようですよ。
キムチのニオイが完全に消えました！ みかんの皮に、こんなに消臭効果があったなんて…！ 実のところ、一番効果を期待していなかった方法なので驚きです。みかんのおいしい今の季節にぴったりの消臭方法ですね。
1位 みかんの皮
2位 重曹
3位 酢
4位 米のとぎ汁
5位 塩
今回の検証にて消臭効果を最も感じられたのは、なんと「みかんの皮」でした。
検証前は、みかんの皮で消臭なんてできるの？ とあまり期待していなかったのでこの検証結果には本当に驚かされました！
今回レポートした5つの消臭方法は、どれも身近なものばかりでできるものばかり。
保存容器のニオイに困った際は、ぜひ気軽に試してみてくださいね。
撮影・文／杉野 花
