その言葉を単独で差し出されたら読める人はほとんどいないかも?という、読めないけど読めたら自慢できそうな“難読漢字”をクイズ形式で紹介していきます。
今回は、最近ほんとにこんな人が多くて困るというこんな漢字です。
なんでしょうこれは。ちょっとお手上げなこの漢字、今まで見たことありますか?
送り仮名で「む」。「むむ?」ではないんですけど。難しい…
「禁止」の禁が使われている上に、へんは「口」です。
というと、喋っちゃダメな状況での「お口にチャック」的なことなんでしょうか?
「社外秘なんです…」という感じ?
漢字の成り立ちを想像すると、意味は大体想像できるのですが、読み方の見当がつきませんよね。
話してはいけない、話さない、といった状況で、送り仮名に「〜む」、何か思い浮かぶものがありますでしょうか?
思い出したらちょっと言ってみてください。
間違っても恥ずかしくないので、そんな、口を噤まないで…
あら?「口を噤む?」
「噤む」の前に「口を」をつけたらなんだか聞き覚えのある言葉が出てきましたね?
もうわかりましたか?
正解は…
【噤む=つぐむ】です。
口を噤んで「言わざる…」ですね。
意味は「黙って、何も言わないこと」です。割とよく聞く言葉ですよね。
何も言わないだけではなく、その裏に、何か話してはいけないことを隠しているようなニュアンスもあります。
政治の世界でも隠蔽や書類の改竄が横行していると言われる昨今、口を噤まずに、正々堂々と発言してくれる人は貴重ですよね。
では次回をお楽しみに…
まとめ/伊波裕子
こちらの漢字は読める? ↓
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