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vol.9 北山の食生活

  • 2008年11月6日

 みなさん、こんにちは。北山陽一です。

 今回は“食べる”ということについての3回目。ちょっと息抜きに(というのも変かもしれませんが)、僕の食生活の現状をご紹介します。

 まず、いちばん最初にボイス・トレーナーから摂るのを止めるように言われたのが、酒、タバコ、カフェイン、乳製品、それに4つ足の動物の肉です。加えて、自分の感覚では柑橘系はノドに良くないみたいなので、オレンジとかグレープフルーツのジュースはほぼやめています。だから飲み物でOKなのは、普通に市販されているものでは、アップル・ジュース、そば茶、麦茶、十六茶、それに豆乳くらい。
僕の場合は、まずノドに悪いことはしないというのがテーマですから、体に悪いわけではないだろうけどノドに悪いから摂らない、ということがあるわけです。グレープ・ジュースも僕のノドにはあまり良くないみたいなので、ほとんど飲みません。食べ物は、野菜、魚、鶏肉、穀類がOKなので、そのなかでその日の気分に任せてフリーに食べるということになります。

 しばらく自炊していた時期もあるんですが、今はちょっとバタバタしているのでお休みしてて、だから最近は玄米が恋しい感じですね。マクロビオティック有機野菜を食べさせてくれるお店は増えてきましたが、玄米を出してくれるところは僕の生活圏のなかでは相変わらず限られているので、自分が食べたいタイミングで食べるには自分で炊くしかないんだけれども、忙しくてそれができないという状況なんです。
玄米を恋しく感じるのは、まずおいしいということがありますが、加えて玄米を食べるのと食べないのとでは全然体調が違うからです。玄米を食べてると、それだけで体の中を掃除してくれてるような感覚があるんですよね。

 自炊の基本メニューは、玄米とみそ汁と野菜炒め、それに納豆ともずく、くらいでしょうか。それが毎日続いても僕自身は全然飽きませんが、みなさんにはお薦めできないですね。だって、見た目が真っ茶色ですから(笑)。
玄米が茶色。納豆も茶色で、みそ汁も茶色。野菜炒めも作ったりするんですが、これも炒めるからやっぱり茶色っぽくなるし。“彩り、ねぇなあ”とか思いながら、食べてます(笑)。
一説には、野菜は生のほうが体にいいという話もありますが、どうも好みとして炒めてしまいがちなんですよね。で、ウチは電子ジャーがないので保温ができないから、翌朝にはご飯が冷や飯になってるわけですが、それを塩、コショウ、ごま油、みそでチャーハンにして食べたりしてます。こうして考えてみると、朝ご飯も味付けが晩ご飯と同じですね(笑)。

 自炊でいちばん手がかかるのはご飯を炊くことで、それは僕がタイマーなどを使って炊くのは好きじゃないので、ご飯を炊いている間は他のことに集中するわけにはいかないからです。火の加減も、米がどれくらい水と馴染んでるかとかその日の気温の具合とかを考え合わせて調節して、出来上がりは匂いで判断します。
それでも、失敗したことはないんですよ。“今日だったら15分くらいかな”みたいな感じで仕込んで、その時間になったら匂いを嗅いで、それで“もうちょっとかな”とか“よし、いいや”とか、そんな調子です。

 それから、食事制限を始めた当初、個人的にいちばん辛かったことのひとつは甘いものがほとんど制限枠にひっかかるので食べられないということだったんですが、もうデザート的なものは別にいいやと思うようになりました。
ただ、仕事が続いているなかで血糖値をキープしなきゃいけないような場面で甘いものが欲しくなることはやっぱりあります。そういう場合に、“こういうときはチョコを食べれば一発OKなんだけどな”なんて思うこともありますが、チョコはたいてい乳製品が入っているのでNG。で、たとえばカステラなどでしのぐことになります。

 ところで、“これを食べると気持ちが落ち着く、これを飲むと頭がすっきりする”という必携アイテムみたいなものが人それぞれにあると思うんですが、僕の場合はみそ汁なんです。ホッとするし、体自体も温まるし。みそって偉大だなあと思うんですけど(笑)、やっぱり基本的に温かいものがいいですよね。
ツアーでも、念のためにカップのみそ汁も常備してもらっています。“どうしても今日はみそ汁!”みたいな日があるんで(笑)。

 というわけで、僕自身はこれでもいろいろと楽しみながら食事制限を続けています。僕と同じように、というふうには勧めませんが、それにしてもそれぞれのペースとやり方でやってみるのも面白いんじゃないでしょうか。
次回ももう少し食の話を続けます。どうぞ、お楽しみに。

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