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スパークリングワインを特産に  加賀で新幹線に合わせ16日発売  豊町果樹生産組合

  • 2024年3月14日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

完成したロゼスパークリングワインをPRする豊町果樹生産組合有志=加賀市役所【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 県内有数のブドウ産地である加賀市の豊町果樹生産組合有志5人が、地元でハウス栽培したワイン用高級ブドウを使って醸造した「ロゼスパークリングワイン」を完成させた。ハウス栽培は世界的にも珍しく、北陸新幹線の県内全線開業を見据えて2021年3月に植樹し、60年続く果樹生産で培った施設栽培の技術を生かして育ててきた。開業日の16日から販売し、加賀の新たな特産品として売り込む。

 ワイン用の世界三大品種に数えられ、国内生産量がわずか1%前後で栽培が難しいとされる黒ブドウ「ピノ・ノワール」と白ブドウ「ソーヴィニヨン・ブラン」を使用した。約50アールに植え、昨年8月にそれぞれ600キロ、230キロを収穫。大野市の「白山ワイナリー」に委託して混醸で造った。

 有志によると、濃いピンク色で飲みやすく、料理に合わせやすいフレッシュな酸味と爽やかな香りの上品な味わいに仕上がった。豊町とワイン産地で知られるイタリアのトスカーナ州を組み合わせ、「ユタカーナ2023ロゼスパークリングワイン」と名付けた。

 ラベルには、角にブドウを下げ、泡のような尻尾を持つキャラクターをデザインし、豊町の守り神として描いた。750ミリリットル(税込み2900円)400本、375ミリリットル(同1600円)800本を用意し、オンラインとJAグリーン加賀元気村で販売する。

 昨年9月には北國銀行と日本政策金融公庫の支援を受け、ワイン企画・販売会社「ユタカーナ」を設立した。代表の丸山充雄さん(49)は「豊町のブドウのみで造った新たな特産品で地域を盛り上げたい」と話した。

 丸山さんと森保太郎さん(76)、山下弘蔵さん(53)、土山恭弘さん(52)、西村靖吉さん(48)らは13日、市役所に宮元陸市長を訪ね、完成を報告した。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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