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諦めていた人も、この子なら?
ロボット掃除機は、テクノロジーの発展の速さを垣間見れるガジェット。日進月歩で多機能化が進んでいて、もはや水拭きや自動ゴミ捨ては当たり前。
ついには自分でモノを拾ってお片付けするアーム付きロボットまで登場するなど、まさに未来のテックに近づいた存在になっています。
ロボット掃除機、腕が生える。@RoborockJ pic.twitter.com/UoQw1pr0ci
— ギズモード・ジャパン(公式) (@gizmodojapan) May 27, 2025そんな未来のアーム付きロボットを開発したRoborockから、国内市場向けに新たなフラッグシップモデルが投入されました。
「Roborock Saros 10」、環境に合わせて自らカタチを変えるロボットです。どう変形するのか?は、まぁ見てください。
お掃除での障害としてよくあるのが、頭は通るけどセンサーの出っ張りは通らない絶妙なスキマ。
こういうとき、こうした本体上部に出っ張りがあるロボットがどうなるか?というと…
よくあるのが、果敢に突っ込んだ結果「ガンッ」とセンサーの出っ張りをぶつけて、イテテテ…と負け帰って来るってパターン。まぁ、返ってくるならまだいいのですが、無謀に進んで挟まることすらあります。
あるある。と感じた人は、このロボットに向いている人ですね。ではコイツの解決方法を見てください。
出っ張ってるなら引っ込めればいいのだ!でちょっとスリムになって突入。
まるで上野駅の天井で頭を下げて進む僕らのように、器用にセンサーを本体に収納して進んでくれます。シンプルな答えですけど、確かに理にかなっている。
これを実現したのが2種類のセンサーの連携。
天板前方には高さを正確に測るToFセンサーを搭載。まず頭を突っ込んでToFセンサーで高さを正確に計測し、イケる!と判断した高さなら、間取りを測るLiDARセンサーを引っ込めて進んでいくというアプローチ。見事な連携。
加えて本体サイズ自体も薄型なので、高さ7.98cmまでのスキマなら進めちゃうんです。高性能なLiDAR機能付きのロボット掃除機で、このスキマ攻略できるのはかなりレアかも。
「家に帰るとロボット掃除機が家具に挟まっています」を経験したことある人は、選ぶ価値ある1台だと思いますね。
ユニークな機能はセンサーを昇降式にするだけじゃありません。家庭におけるロボット掃除機のさまざまな課題が攻略済み。
たとえば、ロボットが苦手とする「段差」ですけど、この子は前方の足を持ち上げることで、最大4cmまでの段差を克服。えいや!と乗り上げてくれます。
また、やはりロボットが苦手な部屋の隅なども、可動式のアームを伸ばしてしっかりとサイドブラシを当ててくれる徹底ぶり。
そう、このロボットは自ら環境に合わせてカタチを変えることで、多くの部屋に「適応」できるように進化したんです。新製品出るたびに思うけど、Roborockは本当に最新のセンサーやメカの活用がお上手ね!
この「Roborock Saros 10」、6月6日からヤマダ電気の店舗、ヤマダウェブコムから発売され、価格は28万5780円。
ロボット自体が高性能なのに加え、ステーションも自動吸引やモップの自動洗浄、乾燥に対応したいわゆる「全部入り」なプレミアムロボット掃除機なので、値段もさすがに…プレミアム。
この、この部屋のキレイさとコスト。
どう天秤にかけるかは難しい問題ですけど、もしなるべく面倒な床掃除はやりたくない。でも、部屋は隅々までキレイにしたい!という欲張り派は、健闘してみるのもアリかもしれませんね。
これまでのロボットでは行けなかった場所へも行ってくれる、そんな可能性を秘めた子なので。
Source: Roborock, Photo: 小暮ひさのり