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ロボット掃除機はついに「狭さ」を克服したらしい

  • 2025年5月31日
  • Gizmodo Japan

ロボット掃除機はついに「狭さ」を克服したらしい
Photo: 小暮ひさのり

諦めていた人も、この子なら?

ロボット掃除機は、テクノロジーの発展の速さを垣間見れるガジェット。日進月歩で多機能化が進んでいて、もはや水拭きや自動ゴミ捨ては当たり前。

ついには自分でモノを拾ってお片付けするアーム付きロボットまで登場するなど、まさに未来のテックに近づいた存在になっています。

ロボット掃除機、腕が生える。@RoborockJ pic.twitter.com/UoQw1pr0ci

— ギズモード・ジャパン(公式) (@gizmodojapan) May 27, 2025

そんな未来のアーム付きロボットを開発したRoborockから、国内市場向けに新たなフラッグシップモデルが投入されました。

「Roborock Saros 10」、環境に合わせて自らカタチを変えるロボットです。どう変形するのか?は、まぁ見てください。

2種類のセンサーでスキマに潜り込む

お掃除での障害としてよくあるのが、頭は通るけどセンサーの出っ張りは通らない絶妙なスキマ。

こういうとき、こうした本体上部に出っ張りがあるロボットがどうなるか?というと…

よくあるのが、果敢に突っ込んだ結果「ガンッ」とセンサーの出っ張りをぶつけて、イテテテ…と負け帰って来るってパターン。まぁ、返ってくるならまだいいのですが、無謀に進んで挟まることすらあります。

あるある。と感じた人は、このロボットに向いている人ですね。ではコイツの解決方法を見てください。

出っ張ってるなら引っ込めればいいのだ!でちょっとスリムになって突入。

まるで上野駅の天井で頭を下げて進む僕らのように、器用にセンサーを本体に収納して進んでくれます。シンプルな答えですけど、確かに理にかなっている。

これを実現したのが2種類のセンサーの連携。

天板前方には高さを正確に測るToFセンサーを搭載。まず頭を突っ込んでToFセンサーで高さを正確に計測し、イケる!と判断した高さなら、間取りを測るLiDARセンサーを引っ込めて進んでいくというアプローチ。見事な連携。

加えて本体サイズ自体も薄型なので、高さ7.98cmまでのスキマなら進めちゃうんです。高性能なLiDAR機能付きのロボット掃除機で、このスキマ攻略できるのはかなりレアかも。

「家に帰るとロボット掃除機が家具に挟まっています」を経験したことある人は、選ぶ価値ある1台だと思いますね。

環境に合わせてカタチを変える。実用的変形ロボ

ユニークな機能はセンサーを昇降式にするだけじゃありません。家庭におけるロボット掃除機のさまざまな課題が攻略済み。

たとえば、ロボットが苦手とする「段差」ですけど、この子は前方の足を持ち上げることで、最大4cmまでの段差を克服。えいや!と乗り上げてくれます。

また、やはりロボットが苦手な部屋の隅なども、可動式のアームを伸ばしてしっかりとサイドブラシを当ててくれる徹底ぶり。

そう、このロボットは自ら環境に合わせてカタチを変えることで、多くの部屋に「適応」できるように進化したんです。新製品出るたびに思うけど、Roborockは本当に最新のセンサーやメカの活用がお上手ね!

「全部入り」なので、価格もプレミアム

この「Roborock Saros 10」、6月6日からヤマダ電気の店舗、ヤマダウェブコムから発売され、価格は28万5780円。

ロボット自体が高性能なのに加え、ステーションも自動吸引やモップの自動洗浄、乾燥に対応したいわゆる「全部入り」なプレミアムロボット掃除機なので、値段もさすがに…プレミアム。

この、この部屋のキレイさとコスト。

どう天秤にかけるかは難しい問題ですけど、もしなるべく面倒な床掃除はやりたくない。でも、部屋は隅々までキレイにしたい!という欲張り派は、健闘してみるのもアリかもしれませんね。

これまでのロボットでは行けなかった場所へも行ってくれる、そんな可能性を秘めた子なので。

Source: Roborock, Photo: 小暮ひさのり

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