展覧会『手塚治虫「火の鳥」展ー火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴ー』が、六本木の東京シティビューにて、2025年5月25日まで開催中です。
※「塚」は旧字体が正式表記です。
マンガの神様、手塚治虫が自らのライフワークと宣言した長編大作マンガ『火の鳥』。
その生き血を飲むと不老不死となる伝説の鳥=火の鳥を巡る人々の葛藤を通し、過去と未来を交互に描きながら、「生と死」や「輪廻転生」といった哲学的なテーマを壮大に描いた大傑作で、1954年の連載開始から半世紀以上、高く評価されてきました。未来編では、AIに支配され滅びる人類たちが描かれていますが、手塚先生がこの2025年を見たらどう思うのでしょうね。
さて、本展には、約400点に及ぶ直筆原稿を中心に、映像や関連するグラフィック、現代美術家・横尾忠則氏の特別作品など、およそ800点の展示品が並びます。作者の死によって惜しくも未完となった本作ですが、本展の企画監修を手がけた生物学者の福岡伸一氏が、その結末について、ひとつの答えを導きます。
展覧会の内容はもちろんのこと、会場でしか手に入らないオリジナルグッズも充実。
作中の1コマをプリントしたマグネットや煌びやかな豆皿、ホログラムステッカーなどが揃います。
板マグネット (キービジュアル/鳳凰編/ヤマト編)各440円(税込) 豆皿(丸/扇)各1,430円(税込) ボールチェーンマスコット 2,640円(税込)他にも巾着やマルチケース、メガネケースなどがあり、全部ほしいくらいかわいいグッズたちが揃いますが、買いすぎて部屋のエントロピーが増大しないように気をつけたいところです。
Source: 火の鳥展