いずれゲームもできるかもって!
自動車の技術は電気で走ったりセンサー類によるアシスト運転など、日進月歩で進化し続けています。テスラの「サイバートラック」が採用して知名度を上げた「ステア・バイ・ワイヤー」も最新のハンドル操作。ステアリングホイールから続くシャフトを排除し、電気信号で左右の回転を伝えます。
メルセデス・ベンツも2026年から「ステア・バイ・ワイヤー」搭載車を市販するとのこと。運転手にはハンドルが丸ではなくなり、ダッシュボードの視認性が格段に向上。またUターン時は360度グルっと回す必要がなく170度の回転で済みます。
ステアリング・シャフトがないと車体が軽量化でき、なくなった空間を活用することができるのも利点。ハンドルとタイヤが切り離されているので、路面からの振動が手に伝わることもなくなります。「サイバートラック」は右左折時に後輪も連動してタイヤが向きを変えますが、それも可能になります。
四角いハンドルは計器類が見やすくなり、乗り降りもしやすくなります。SF映画にでも出てきそうですし、F1レースのコックピットみたいでもありますね。また回転時に片手を離して握り直す動作がなくなり、ハンドリングが向上するとのこと。
すでに100万km以上のテスト走行が行われ、不調になった時のために信号経路はふたつあるなど、製品化までどんどん近付いています。
Image: Mercedes-Benz Group AG将来的にはレベル3の条件付き自動運転と組み合わせ、ディスプレイでエンタメを楽しむことも不可能ではないとのこと。停車中にハンドルを使ったゲームもできるかも…という話もあります。実車が簡単にシミュレーターやゲーム用コントローラーになっちゃいますね。まーた名作FPSゲーム『DOOM』をプレイする猛者ができますよ?
Source: YouTube, Mercedes-Benz Group AG via HYPEBEAST