AIなど最新のテック技術が加速的に進歩していく現代。そのテックをビジネス現場に活用していくには、専門性の高いスキルが必要です。
実現したい事業やアイデアがあったとして、それを具現化するにはどんなテクノロジーを使ったらいいのか。
これを導き出して実現する「テクニカルディレクション」が注目されています。プログラミングなどの実装とはまた違った、テクノロジーとデザイン、あるいはテクノロジーとビジネスの間をつなぐ“通訳”のようなイメージでしょうか。
テクニカルディレクションは、実現の難易度が高かったり、ゴールが明確でなかったりと、不確定要素が多いプロジェクトをうまく設計し、進行をスムーズにする役割でもあります。縁の下の力持ちですが、今後のビジネス現場ではより重要度が増していく仕事といえるでしょう。
そんなテクニカルディレクションの認知度向上のために、「Tech Direction Awards」なるイベントが開催されます。アイデアや表現だけでなく、それらを実現するためのテクニカルディレクションが優れているプロジェクトを表彰し、世にテクニカルディレクションの重要性を知らしめていこうという試みです。
今年で第2回にあたるこのイベント、賞は下記の部門に与えられます。
●デジタルサービス/プロダクト部門:Gold×1、Silver×1、Bronze×1
●フィジカル・エクスペリエンス部門:Gold×1、Silver×1、Bronze×1
●オンスクリーン・エクスペリエンス部門:Gold×1、Silver×1、Bronze×1
●R&D・プロトタイプ部門:Gold×1、Silver×1、Bronze×1
●AI部門:Gold×1、Silver×1、Bronze×1
●特別賞×1〜3
Image: HHKB昨年開催の第1回では、デジタルプロダクト部門でエンジニアの利用率が高いキーボードで知られるHHKB StudioがSilverを受賞。
Image: SHARPまたR&D・プロトタイプ部門では、匂いの分子をイオン解析して高度なセンシングを行なうシャープのAI Olfactory SensorがGoldを受賞しています。
今までにない未来を構築するというイメージを持ち、優れた創造力を発揮したサービスや製品をアピールする大チャンスです。今回は2024年4月〜2025年4月末にリリース・大幅アップデートされた作品が対象となっており、2025年5月16日までエントリーを受け付け中です。
多様な部門があるため、体験型の作品、製品やサービス、映像作品、Webサイトなども応募可能。 「うちのサービスいけるんじゃない?」って感じたスタートアップの方もぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
結果発表および表彰式(交流会)の開催は8月、さらに秋頃には受賞者展示とトークイベントが予定されています。
開催概要は以下。応募を希望される方は、公式サイトをチェックしてください。
公式サイト:https://award.tech-director.org/
主催:一般社団法人テクニカルディレクターズアソシエーション
問い合わせ先:Tech Direction Awards 運営事務局 award@tech-director.org
Source: Tech Direction Awards 2025